知られざる南極。。

2月1日(金)19時より、札幌においてneco塾主催の講演会がありました。

その名も《観測隊員が見た南極の空》と題し、実際に3度も南極の地で越冬し、映画「南極料理人」のモデルともなった越冬隊の一員の方で金戸進さんという方のお話です。あわよくばPTAなどでも講演を頼めるかも!という下心も持ちつつの参加です。。

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今回は、先の懇親会でほんのちょっぴりですがアルコールが入ってしまっていることもあり、妻に車を運転してもらうのを兼ねて一緒に参加してきました。

内容としてはこれまで知らなかったことばかり、、、

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南極に日本の基地は「昭和基地」「みずほ基地」「あすか基地」「ドーム富士基地」と4つあり、越冬するのは「昭和基地」と「ドーム富士基地」がある。

「ドーム富士基地」は海岸線にある昭和基地から何と1000㎞離れ、標高は約4,000m。

気圧が低いため、お湯は85度で沸騰。。ラーメンに芯が残るのは映画「南極料理人」でも有名なエピソード。。

ちなみに昭和基地からは最高速度が約8㎞/hの雪上車にて移動し、往路が約2週間。帰りは下りなので約半分・・。途中の寝泊まりは昔はテント、今は雪上車にベッドがついている。

また、この「ドーム富士基地」は内陸でしかも標高が高いため、最低気温は-79.7℃とのこと・・・。

有名な話ですが、あまりの寒さにウイルスも生存しないため風邪はひかない。ここまで来ると食べるものがないので生物そのものが存在しない。時折上空に鳥の姿を見ないわけではないが、原則存在する生物は越冬隊の人間のみ。

南極の虹には凍った霧が反射するタイプで白一色の虹が存在する。

ビールは缶だと運搬に手間がかかるので、ビール製作用キットがあってそれで自作する。食器等の消毒はアルコールで行うので、同行のお医者さんが得意だった。

食材の量は一人当たり1tにも及ぶ。流石に後半は野菜が不足する。。しかし、せいぜいカイワレともやしは自家栽培で育てることができる。

このドーム富士では気象観測の他、氷床掘削が行われている。
深さ3,000m以上掘削し、分析することで過去100万年間の気象変動が判明するかも・・という作業。

深さ3,000mというが、南極の氷の厚さは平均2450m。この重さで陸地は沈下しているため、もしこの氷床がなくなればマントルから浮き上がり600~700mぐらい陸地の標高が上がるらしい。

南極に国境はない。
どの国も平和目的の科学活動に関しては自由な活動が保障されている。

余談ですが、、南磁軸極にはロシアのボストーク基地が、、南極点にはアメリカのアムンセン・スコット基地がある。(流石大国は大事なところを押さえているようです(平野私感))

ちなみにこの軸はよく動くとのこと。
最近もポールシフトがどうのと良く聞きますよね・・(同じく私感)。

というようなお話をまだまだまだまだまだまだ・・・盛りだくさんでしていただきました。

今まで知らなかった南極が何となく身近になった瞬間であり、あらためて我々の子ども達が「南極に行きたい!」などと思ったら、意外と簡単にいけそうな気がしないでもありません。

私が子どもの頃のイメージでは、南極に行くなんて夢の又夢でありましたが、どうも現在は違うみたいです・・。そんな夢も子ども達に気づかせてあげたいものです。http://www.nipr.ac.jp/jare/index.html

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画像は奥から今回の講師である金戸さん、neco塾の丸山さん、そして私であります(笑)

残念ながら今回は我が家の子ども達を留守番させてきたので、懇親会は諦めて帰ってきましたが、是非もっとざっくばらんに色々とお話がしたかった!

UFOを見たかとか・・(笑)

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