〈令和2年5月1日投稿〉
本日、表記臨時会が開催され、新型コロナウイルス感染症に対する支援策等に関する補正予算が可決されました。
その1つ目が前項投稿の①小規模事業者等経営サポート給付金でしたが、その他にどの様なものがあったかをご紹介いたします。
②商工金融円滑化事業
これは従来、実行から3年間利率のうち1%分を市が負担するものを拡充し、実行から3年間の利率の全額を市で補給するというもので、利子補給金及び預託金が不足する見込みとなったことから、7億5千万円の補正を行ったものです。
③児童手当等給付事業
(ひとり親家庭生活支援資金貸付事業)
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、欠勤等により収入が減少した児童扶養手当受給者(*全部支給停止者・生活保護受給者を除く)が対象となり、20万円を上限として生活支援資金を貸付を行うものとして、1千万円の補正となりました。
④市内公共施設使用料のキャンセル等に伴う返還金
これは新型コロナウイルス感染症に伴い、市の施設利用をキャンセルした場合、納付済みの使用料を全額返金するとともに、キャンセル料の徴収を行わないための補正となり、返還金として9百万円が補正されました。
ここからの⑤と⑥は市単独ではなく、国の補正予算(第1号)関連となります。
⑤特別定額給付金事業(補正額80億8600万円)
これは国民一人あたり10万円が給付される事業で、昨日国会による決定があったことから、急遽準備され上程されたものですが、国庫支出金として一度市を経由して市民への給付となるため、それを実施するための補正が組まれたこととなります。
本件につきましては、多くの方が関心を持っているものと思いますので、別投稿にてご紹介させていただきます。
⑥子育て世帯への臨時特別給付金事業
こちらは対象の児童手当受給者約5,100世帯、8,500人に対し、6月の児童手当支給と同時に1万円を給付するものです。後日、対象者には給付案内のチラシ等が届きますので、そちらをご覧いただければと思います。(補正額:8千800万円)
という様に主な事業概要をご紹介しました。
補正予算の内訳としては以下の様になり、合計で91億8千300万円と莫大な金額となりますが、市の負担としては財政調整基金から2億7900万円、②の商工金融円滑化事業に伴う元金償還金として7億3千万円となっています。
いずれにせよ、これで多くの困っている事業者や市民の方がその困難が解決するということにはならないかもしれませんが、市としてもできうることを極力迅速に行っているという評価ができるものと思います。
ぜひ活用できるものは積極的に活用した中で、この困難を乗り越えていけたらと考えていますので、各詳細は市のホームページをご確認下さい。
https://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/content/detail/3141247/
簡単ではありますが、本日の臨時会の議案についてご紹介させていただきました。