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第51回 北海道公立学校教頭会研究大会〈空知大会〉

〈平成29年9月20日投稿〉

9月15(金)、16(土)の二日間、北海道公立学校教頭会研究大会があり、岩見沢市に全道からの多くの教頭先生の代表が集まりました。

私は非常に僭越ながら、その中の特別分科会のシンポジウムで登壇させていただく機会をいただいたものです。

本特別分科会の研究テーマは「学校体育のこれまでとこれから-体力問題を中心として-」というもので、15日(金)の午後2時から北海道教育大学岩見沢校の山本理人教授の基調講演がありました。

この日は議会閉会日だったのですが、閉会後に移動し、無事に時間に間に合って最初から聴くことができました。

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ここでは心身二元論等を始めとし、体育そのものの考え方や、年代別の指導要領の変遷と現在。また、海外の体育の傾向などを高密度で紹介していただき、その後、会場を変えて討議が行われる設えでした。

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あらためて多くの教頭先生のエネルギーを感じる事ができる活発な議論が進み、会場の熱気は相当なものに。(撮影許可はいただいていませんので、若干ぼかしをいれさせていただいています)

この討議のまとめでは、選ばれたテーブルの発表者が各々話し合った内容を発表。初日ということもあり、それぞれの学校の取組などの意見が多くあったと思われます。

その後、翌日の登壇者と運営側とで打合せを実施。

翌朝は9時からシンポジウムとなります。

 

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特別分科会のシンポジウムのテーマは「学校と地域が連携した体育向上への取組の可能性」という難しいもので、前日に引き続き山本理人教授がコーディネーターを務め、シンポジストとして北海道教育長留萌教育局義務教育指導班主査の松尾康氏、NPO法人幕別札内スポーツクラブのクラブマネージャーであり幕別町議会議員の小田新紀氏、最後に私が岩見沢市P連元顧問&岩見沢市議会議員として、地域と保護者の目線から提言をお話するという依頼をいただいたものです。

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この「学校と地域が連携した体育向上への取組の可能性」というテーマは非常に難解で、何か一点突破的な解決策は存在しないと思われます。

道教委の松尾氏は、日頃の研究内容からデータ等を元にした見識を発表。小田氏は自身が関わってきている地域のスポーツクラブと学校との連携について。私は岩見沢プレーパーク研究会こども環境学会の視点から「遊び」の重要性と、それを地域で共有する価値観の醸成についてお話させていただきました。

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この根幹は、先日、空知社会教育研究協議会でもご紹介させていただいた内容を短時間用にアレンジして、尚且つ、その価値感を地域や家庭と共有し、共に住み分けと連携を行っていくことが重要とする旨のお話となりました。

このシンポジウム終了後、また会場を移し昨日同様の討議が行われ、最後にその結果を元にシンポジストの3名+山本教授がまとめのコメントをするという流れとなりました。

ここで感じたのは、タイムリーに報道されていた「教頭先生の7割が過労死ラインの労働時間」と言われる教頭先生達の熱意でした。シンポジウムでも会場からの質問が活発に発せられ、それぞれ自分の学校での取組に活かすことができないか貪欲に取り組む姿が見え、討議の時間も会場全体が地鳴りが発生したような音になります。

この様な熱意のある先生達によって学校運営がなされていることを改めて感じることができたのは、私自身、本当に素晴らしい経験となりました。また、空知地域の教頭先生が運営を行い、打合せ一つとっても万全の備えをしてきていたことも特筆すべきところと思います。

 

ただ、私の発言が期待に沿っていたかどうかはわかりません。

日常的に学校環境に接しているプロのお二人の話しの次に、地域・保護者代表とは言え私。

あくまでこの日の私の役割は「ゲテモノ枠&賑やかし的」なものと捉え、日頃の学校生活ではあまり感じることのできないであろう社会環境変化にスポットを当ててお話をしてみました。

特に大事なのは、環境建築家でありこども環境学会の代表理事でもある仙田満氏の論文にあるように、こども達が群れて遊ぶ中で育む5つの能力が、大人になるための人間形成にとても重要な役割を果たしていると感じているものです。

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しかし、今の社会環境においては、この「群れて遊ぶ」ことが限りなく難しい状況になっている。

だからこそ、地域、家庭、学校が意図的にその遊びの場を保証してあげる必要があると考えています。とは言え、それが叶わない保護者も多いのが実態なので、何らかの補完をしなければならない。そして、その補完すべき「キー」となるのは学校ではなく、地域と行政なのだろうとも考えています。

この岩見沢においてもプレーパークの様な取組が、その時々に対象となるお母さん達が運営しているだけでは、どうしても新陳代謝がうまく機能しなくなってしまった場合にはその活動が途切れてしまうことにもなりかねません。またプレーパークやプレーセンター等々の様なものに参加できる子とできない子がいる中で、小学校区的な、より身近な地域においても展開できる工夫も必要だと思います。

それらを含め、こども達が群れて遊ぶ環境づくりは、もう行政が介入しなければ実現できないものなのかもしれないと感じています。このあたりは自身の次のステップで研究していきたいと思っています。

 

まずはこの度、私のようなものにお声がけいただき、重要な機会を与えていただいた関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。

私自身、非常に有意義な二日間となりました。誠にありがとうございました。

北海道道立学校教頭会研究大会 空知大会 特別分科会について

〈平成29年9月13日投稿〉

9月16日(土)岩見沢市民会館まなみーる 文化センター中ホールにて、表記特別分科会シンポジウムがあり、その中でシンポジストとしてお話する機会をいただきました。全道の公立学校の教頭先生が大勢集まり、二日間にわたりテーマに基づいた研究協議、討論を行っていく場となります。

お声がけをいただいたのは確か4月のこと・・。まだまだ先だと思っていたら、あっと言う間に9月になってしまいました。

 

あらためて今回のプログラムを見せていただくと、何とも鼻がムズムズするようなご紹介をいただいていますが・・。

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今回の大会テーマは体力問題を中心に掲げた中で、シンポジウムで求められているものは「学校と地域が連携した体力向上への取組の可能性」という非常に難しく重たいもの。

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議会開会中ということもあり、なかなか集中してプレゼンを作れずにいたのですが、何とか先程メールで送信させていただきました。

コーディネーターが北海道教育大学岩見沢校の山本理人教授で、シンポジストが道教委の方とスポーツクラブ運営の方、そして私の3名。他の2名はプロとして、私は「ゲテモノ枠」での登壇?と腹を括りつつ、聞いていただける方の時間泥棒とならないように、これまで関わってきた「こども環境学会」や「プレーパーク」等の概念からお話を展開させていただくこととしました。

明日の打合せから3日間、非常に重たいテーマと環境の中、緊張感のある日々となりますが、何らかのヒントやきっかけになるような展開になれれば良いなと考えています。

今回は、ちょっと普段と違って緊張感がありますが、なんとか頑張ってきたいと思っております (汗)

岩見沢市PTA連合会研究大会「川崎市子ども夢パーク」

平成26年7月19日 (土)午前

毎年恒例の岩見沢市PTA連合会研究大会が「居場所のちから~子どものいのちに寄り添って」と題して開催されました。

今回の講師は、川崎市の子ども夢パークの西野所長さん。今年の2月に我々の会派シンポジウムを開催したときに、現市P連のN会長と教育長が来ていてくれたこともあり、内容の良さにその場で即決。。

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(平成26年7月23日(水)プレス空知記事抜粋)親も社会も学校も、子ども達に完璧とはいわなくとも、強さや好成績を求めます。『男のくせに』『こんなこともできないの』『弱い子ね』などと子どもにいったことがあるのではないか?

子どもは素直に『私には出来ない、弱い』と言えない環境が子どもを追いつめることになっていると指摘。

「そうしたストレスが溜まっている子は、もっと自分より弱い子がいると、いじめに走ります。いじめは、弱い子を弱い子として認めない風潮がつくっていることとなります。ゆるキャラならぬ、ゆる親になってください。勉強がダメなら、別のことで自信をつけさせてください。」と提案。

子ども夢パークはたき火や木登りなど、子ども達の好きなように遊ばせ、「ケガと弁当は自分持ち」でケガは「自己責任」であることを親から承諾を得ている。「自由の中から自分たちで考え、創造していく。そして、それが自信になっている」という(抜粋終わり)


先日の一般質問でも述べた通り、今の子ども達は自身が自分で判断し行動する機会があまりにも少ないと感じます。その環境を奪ってしまっているのは、紛れもなく大人です。

DSC_1431私達は今一度、自分たち自身の子どもとの関わり方を考え直し、子どもを信じ、社会を信じられるよう努力していかなくてはならないとあらためて感じました。

そのステップの一つとして、岩見沢でもいよいよプレーパークの動きが本格化します。

ここでは子どもを通して、親が成長する場となることでしょう。そんな空気が岩見沢中に拡がることを目指していきたいと思っています。

(左画像)は研究大会前日に西野さんと会食後のいい感じに酔った場面です(笑)
以前も感じたことですが、西野さんからは、実践を繰り返し幾多の重たい経験を繰り返してきた凄さがあります。本物の活動を身を粉にして築き上げてきた今と、それでもまだ途上であるという意識で前に進み続けている凄さです。

また、近いうちに川崎子ども夢パークへも伺う機会をつくり、もう一度新たな視点で感じてきたいことが沢山できつつあります。

今週末から来週にかけて。。

[平成26年7月18日(金)投稿]

明日、19日(土)午前中は、岩見沢市PTA連合会の研究大会。

講師としてお越しいただくのは、川崎市子ども夢パークの西野所長さん。

そのイメージはこちらをご覧下さい。
https://hiranoyoshifumi.jp/2014/03/28/2859

ちなみに今晩、岩見沢入りする西野所長さんと市P連の役員さんたちと会食の予定です。

この西野所長さんの話や、様々な情報の集約として、今自分の中で色々な化学変化が起きているところです。


19日(土)午後からは、、

日本年計画学会北海道支部主催のセミナー
https://hiranoyoshifumi.jp/2014/07/02/3358

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昨日、慌てて発表用のプレゼン資料を送らせていただきました。

どんな意見交換になるか、とても楽しみです。

終了後は三船さんでやきとり懇親会ということで。。


20日(日)は岩見沢が誇る大イベントの一つ!JOIN ALIVE 2014

私は朝から会場内でお手伝いとなっておりますが、何とか11時からのRAM WIREだけでも応援できないだろうか・・と目論んでおります(笑)

https://hiranoyoshifumi.jp/2014/07/18/3419

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そして来週の土曜日は・・

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https://hiranoyoshifumi.jp/2014/07/04/3374

岩見沢シチズンの設立2周年記念事業。

大南氏からどのような話が聞けるのか、今から楽しみでなりません!!