第9回 北2条、北3条合同敬老会

平成25年7月7日(日)

北2条町会、北3条町会合同の敬老会が開催され、私も地元の議員としてご招待いただきました。

私自身、この町内会で生まれ育ち、30歳から育成部長等の役をいただいたりしながら、様々に感じることがありました。

少し前には、育成部等の子ども関係の事業は年々対象者が減っていき、一時期は近隣町会同士で合同開催しなければならないのでは?という危機感を感じたこともありました。幸いなことに、我が町会内においては、近年新しい住宅がいくつも出来、若い世代の家族が増加しているために、その危機を回避するどころか、育成会事業も年々盛り上がる嬉しい事態となっております。。

しかし、敬老会においては、過去は町会同士で連携して合同開催しなければ成り立たないはずだったものが、今や単独町会で開催しなければならないのでは?というぐらい人数が増えているという事態が発生しています。現に過去はこの北2条、北3条だけではなく、もう一つのお隣の町会も一緒に開催していたのが、現在は分離しています。

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今回の様子を見ていると、対象者の参加率は約半分ぐらいでしょうか。役員を見ていると、何と敬老会対象者が運営者の半分以上を占めているという現実がありました。

そんな様子を見ていると、「これじゃダメだよな・・。」若い世代がちゃんと敬意を表して、感謝の念を込めて祝ってあげるのが敬老会の本質のはず。

でも口で言うだけだったら誰にでも出来ることで、実際に口だけで物事が変わることはないわけで・・。

だったら自分達が立ち上がるべきだろうな・・。という短絡的結論から、最後の締めのご挨拶の機会にお約束をさせていただきました。

挨拶の中で言わせていただいたのはこんな事です。(朧気な記憶ですので大体ですが・・)

 

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おじいちゃん、おばあちゃんが家族として子育てに関わるというのは自然界では人間だけ。

それは人間の子育てというのが、複雑な社会環境の構築のせいもあり、非常に難しいもので、通常は親だけでは子育てを完遂することは困難であること。だからおじいちゃん、おばあちゃんが家族として子育てに関わる構造を持っている。

にも関わらず、現在は核家族化が進み、今や母一人、子一人が密室の中で子育てを強いられるという「人類始まって以来の危機」とでもいうべき事態になっている。そんな事が現在様々にニュースを賑わせている悲しい事件を誘発しているのではないか。

これは決して都会だけの事ではなく、この岩見沢においても、物理的のみならずソフト面においても母一人、子一人の密室環境が蔓延っているのではないか。

それを打破するのは地域としての繋がりであり、ここにお集まりの皆さんにも、是非とも地域の子育て世代を応援し、支えてあげて欲しいと考えている。

しかし、支え合いをお願いする以前に、もう一度目を向けなければいけない事に気がついた。

それは若い世代が、地域内における支え合いサイクルに入っていないこと。それ以前に、年配者に経緯を表すことを忘れてはならないということ。

今回の敬老会も、役員名簿を見たところ、半数以上が敬老会対象者の方々。

本来祝ってもらう立場の人が、運営側で忙しくしているのは何とも違和感のあることであり。しかし、そうしなければならないという事は、若い世代が関わっていないということである。

まずはこれを解消したい。

来年は来賓としてではなく、運営側として汗をかかせていただく。そして協力してくれそうな若者世代に声をかけて、この敬老会の運営を変えていきたいと思っている。

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というような事を言わせていただきました。

支え合い、助け合いというけれど、支えてもらったら支えてあげよう、助けてもらったら助けてあげよう。そんなスタンスでいたならば永遠にその行為は発生しないわけで、まずは気がついたら一歩踏み出すこと。

それを大事にしたいなと思っております。

敬老会といえども、立派なシステムが構築されており。

町会の各所から接待係、配車係の乗ったバスがでて、会場に集まってくるわけです。

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会場では町会毎に記念撮影をしたり。

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それぞれに余興を出し合ったり。。

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みんな楽しそうにやっているわけですから、そんな精神を引き継ぎ、相談しながら、地域の若者が中心となる新しい敬老会運営組織をつくっていけたら良いなと思っております。

 

まずは北2条、北3条に回覧板を廻して有志を募るところから始めなければ行けません。

町会の古い写真なんかも持っている人がいるでしょうから、昔の写真をスキャンしてアーカイブしたりするのも良いかもしれません。そんな事が得意な人もいるでしょうから、若者世代がそれぞれに得意分野を持ち寄れるような運営体にでいたら良いなと考えています。

いずれにせよ、これまで頑張ってこられた方々を、その下の世代が敬意を表す機会がなければいけないなぁ。。と感じた次第。

まずは地域で育った若者の一人として、町会役員の方々と相談しながら、できる事からやってみようと思っております。

来年の報告をお楽しみに。。

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