〈令和5年2月10日投稿〉
本日、10時より新病院建設特別委員会が開催されました。
主な議案としては、
Ⅰ,新病院建設特別委員会の開催経過について
Ⅱ ECI方式による新病院の整備について
1)実施スケジュール
2)新病院建設工事基本設計業務
3)基本設計コンストラクション・マネジメント業務
4)新病院開院支援業務
となります。
今回は2)の新病院建設工事基本設計業務の公募プロポーザルが終わり、優先交渉権者が決まっていますので、そのことについて触れたいと思います。
これは今後、新病院建設に向けた基本設計業務を行う業者を選定するもので、令和4年10月13日に公告された結果、4社の応募があり、今回の㈱梓設計が優先交渉権者として決まった旨の報告がありました。
その詳細については、岩見沢市立総合病院のサイトに掲載されておりますので、ぜひそちらもご覧ください。
■技術提案書について
https://www.iwamizawa-hospital.jp/construction/files/teian_d.pdf
この件については、当委員会において以下の質問をいたしましたので概要を転載します。
新病院建設工事基本設計業務
技術提案書も確認させていただきましたが、比較的シンプルな構造で、イニシャルコスト縮減に配慮が見え、かつ機能的であると感じました。また、以前質問もさせていただいたZEBに関しては次点者の方が優れた定義を掲げていたとは思いますが、全般、好感の持てる技術提案書であると認識をした次第です。
その中で、人口減少等の将来可変に備えた提案についてですが、以前、民生常任委員会で視察をさせていただいた島田市では、将来的に福祉、保健施設等への変更にも対応できる様に、いずれエレベーター等を新設できることを考慮したフレキシブルシャフトを設置しておくというような仕組みがありました。
今回の技術提案書においても同様で、2045年に入院患者数が2019年度比で76%になると想定される中で、「段階的個室化に対応」や「フロア単位での介護福祉施設への転用も想定」された提案となっていますが、現実のこととして、奈井江町のように一部病床を廃止して高齢者向け住宅に転用するようなケースもあろうかと思います。やはりこういう将来想定はしっかりしておかなくてはならないと感じていますが、あらためてその認識を聞かせて頂きたく思います。
また優先交渉権者以外の提案でも、個別分野において、例えば解体したコンクリート廃材を路盤材に再活用するとか、既存の躯体の地下部分を貯水槽等に活用など、様々に検討に値するような提案があったかと思いますが、これらも基本設計を進めていく中で柔軟に検討していくことになるのかどうか確認させてください。
答弁としてはフレキシブルシャフト等も提案されていて、将来可変に備える提案がなされていること、また、内容としてはあくまで公募プロポーザルであり、それらの提案はあくまで参考。よってより良いアイデアは今後も取り入れていくような主旨の答弁を受けています。
また、4)の新病院開院支援業務についても以下、質問としています。
新病院開院支援業務
医療機器・什器設備・医療情報システムの整備等について、こちらも島田市の新病院建設では、新たな医療機器等の導入検討に関し、医療従事者サイドからの「あったらいいな」という希望があっても、そこはコストバランスを大事にし、慎重な判断を行うために、原則「あったらいいな」というレベルでの要望は導入理由とせ
ず、「導入希望の際には費用対効果等を数値に示すことを徹底する。」などでコストダウンを図ったと聞いています。そこで岩見沢市においてはどのような方針となるか確認をさせてください。
また、各導入、整備に関し、その検討はどのような体制でされるかお聞かせください。
いよいよ前回の選挙選から4年が経過しようとしており、新病院建設特別委員会も任期中はこれが最後となる見込みです。現在の予算で344億円という巨額を要するプロジェクトとなるため、改選後も大きな議論の柱のひとつになってくることは間違いありません。ぜひ引き続き注視していけたらと考えております。
「新病院建設特別委員会(基本設計公募プロポーザル等)」への1件のフィードバック