新型コロナウイルスワクチン、岩見沢市における3回目摂取の予算について

〈令和3年11月4日投稿〉

この度、11月2日に岩見沢市一般会計補正予算(第8号)として、専決処分がなされた報告がありました。

専決処分とは、本来は議会が議決しなければならないものを、例外的に市長が議会の代わりに意思決定することとなり、大きく2つの要素があります。

1)時間的な都合で、議会開催を待つことが行政運営の滞りにつながるのを防止するため
2)軽微な内容で、あらかじめ議決によって指定(委任)されている場合

となり、今回は1)の要素となります。


今回の専決処分の詳細については、以下のとおりとなります。

■概要
新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を実施するため、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費国庫補助金の追加交付があることから、ワクチン接種予約受付業務(コールセンター)や、問合せ対応・データ入力業務の継続に係る経費、接種券作成・発送経費等、迅速かつ円滑なワクチン接種業務の実施に必要となる経費の追加を行う。

※3回目接種終了見込みはR4.7月➝R4.4~7月までの経費はR4当初予算に計上予定

■財源
新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費国庫補助金(国10/10)
(令和3年度中における、3回目接種実施に伴う追加経費)


積算内訳は上記の通りで、接種券や受付・データ入力委託業務、データベースシステム改修等々の接種体制構築に係る経費が4千980万円で、時間外手当等のその他、消耗品費等の事務経費で4千220万円、合計9千200万円の補正額となります。

今後のスケジュール(予定)

  • 11月 システム改修・接種券の印刷・ワクチン接種予約受付業務、問い合わせ・データ入力等業務の契約締結
  • 12月中 医療従事者等の接種開始
  • 1月中 高齢者施設入所者・職員等の接種開始
  • 2月中 恒例syあの接種開始
  • 4月中 一般の接種開始
  • 7月末 接種終了見込み

となります。



現在は小康状態を保っている新型コロナウイルスも、やはり今後第6波が訪れる可能性は非常に高いと言われています。今のうちにそれに対応しうる医療体制を整備することと、いよいよ日本国内でも3回目となるワクチン接種を推進することで、拡大や重症化を防ぐことが大事だと思われます。