平成26年11月10日(月)
北海道教育大学岩見沢校「地域プロジェクトⅠ」という授業の中で講義をさせていただく機会をいただきました。
これは昨年の11月にも同じ様な機会がありましたが、この時は選択科目で、ごく少数の生徒さんの前で講義をしました。しかし今回はスポーツから音楽、美術、ビジネスまでの全1年生約180人を対象とした授業でした。
私の前に
①岩見沢における文化イベントについて
②岩見沢の歴史について
③岩見沢の社会包摂について
④岩見沢、空知の炭鉱について
という授業があって、当初私に与えられたテーマは「鉄道」でありましたが、私は残念ながら生粋の「鉄道ファン」ではないため、そのネタで90分は無理すぎます。そこで、「岩見沢の生い立ちと鉄道からみるまちづくり」と題して準備をさせていただきました。
時間が迫り、ぞくぞくと集まってくる大勢の大学1年生のオーラに圧倒されつつ、アウェー感満載でスタートするものの、真剣な顔をして随分と熱心に聞いてくれる学生さんがチラホラ見受けられ、おのずとこちらもリラックスして行うことができました。
もちろん、私も学生当時はそうであったように、始まると同時に「今日は寝る!」と決めてくるような時もあるので、スポーツ専攻の一角では始まった瞬間に前傾姿勢に入る学生がチラホラ・・。しかも時間は午後1時の午睡を楽しむ良い時刻・・。
これまた、自分が18~19歳そこそこの頃を思い出せばわかるのですが、いくら授業とはいえ、突然「地域」だの「まちづくり」だのの興味の無い話は苦痛でしかないはず・・。それを踏まえて、できるだけわかりやすく、話の脱線を交えながら90分間に挑んだつもりです。
前の日に慌ててつくった資料は73枚!
北海道開拓の背景から始まり、近隣炭鉱の発展、それを担った北炭。そして岩見沢における鉄道の位置づけ≒HUBとしての価値観。
現存する財産と今後の岩見沢で展開できる可能性についてお話をさせていただき、途中、脱線しすぎたり、空気をみながら不必要かと感じたところを省略したりしながらまとめに入ると・・・。
あれ、まだ1時間過ぎたばかり・・(汗)(気分がのると早口になる傾向もあるので・・)
残り30分あるものの、当初の曽田先生(元コンサドーレ札幌のプロ選手)との打ち合わせで、「時間が余ったら色々とできますので自由にやってください。」の言葉に甘え、流れのままに終了。その後質疑応答で3名の学生さんとお話をさせていただき、残った時間を曽田先生のトークでまとめていただきました。
当初、私の話など誰もおもしろがってくれないのでは?という心配をよそに、授業中何度も目が合う熱心な生徒さんがかなりの数いて、結構良い雰囲気で進めることができました。
授業終了後、二人の学生さんが私の方にきて、是非「駅まる」の例会に参加してみたいです。というお声掛けをいただき連絡先を渡すと、その様子を見た他の学生さんもぞろぞろと集まってきてくれ、みんな何だかんだと地域活動に関心はあるのだということを実感。
そのやりとりも終わり、廊下に出ると帰り際「お名刺いただけますか?」という声もいただき、何とも嬉しい限り。是非、岩見沢のまちづくりに多くの学生さんが関わってくれるようになれば良いな!と希望が湧きます。
この後、真っ直ぐ市役所に戻り「議会改革特別委員会第三作業部会」に出席し、夜は「まちなか未来会議」に出席となかなかハードな一日ではありましたが、とても充実感を得た一日となりました。
ちなみに、、少ししてから別の事を調べようとtwitterで「岩見沢」というキーワードで検索すると、、
たまたまこの様な嬉しいツイートを発見!
「おもしろかった!」と言われるのが何より嬉しい。
そして、まちづくりというのは特別な事ではなく、誰でも自分の居場所や役割を得ることができるのだということを体感してもらえたらと思ってます。
「こういう授業だったら何度やっても楽しいだろうな。」と思う反面、私のネタとしては限りがあるので、やっぱり年に1回が限界かな(笑)とも感じる次第。。
まずはこの場をお借りして、この様な機会をいただいた北海道教育大学岩見沢校の曽田先生を始めとする皆様、そして拙い話をおもしろがってくれた学生さん、、ちょっとネタ資料(明治17年の市街地図)を拝借させていただいたwao西村さんにも感謝をしつつ、この度の楽しかった授業報告とさせていただきます。
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