記録的な豪雪となった昨年と比べると、今日現在で積雪深が上回っている状況。
しかし、昨年はこの後2度ほどドカ雪が来て、積雪2mオーバーになったのは承知の通りです。
(このグラフは色々と御世話になっているKさんが作成し、FBに掲載しているものを拝借)
それにしても、昨年同様で気温が上がらないため、積もった雪も沈下せずにドンドンと上積みされているのが現状であり、生活道路もかなり厳しい状況になりつつあります。
早速、我が家の周辺の北4条通りも車が1台通行するのがやっとの状況だったものの、本日排雪作業が入りほっと一安心のところ。それでも少し雪が降り続けばあっという間に狭まってしまうのが現実。さて、今回はどれぐらい持ってくれるのでしょうか。
それと同時に他の生活道路の状況がどうなっているのか気になって、晴天を見計らい市内をぐるっと巡回してきました。
↑ これは除雪後の道路に住民が雪だしをしてしまった状況。昨年もこういう事が多々あり、あげくに地域住民から市役所に道路が塞がって通れないと苦情が入り、除雪業者が泣く泣く本来であれば不必要な出動をするという事がありました。今年も同じ状況になりつつあります。
↑ 幹線から一本横道に入ると、この様に車1台がやっと通れる状況で、両サイドは除雪の際によけた雪が大量に積まれます。
↑ 住民によっては、この様に投雪機で自宅周辺の道路を拡幅している方も沢山います。勿論ガソリン代等も自腹ですがこういった方がいるお陰で一本道でも車がすれ違う場所となったりします。
(左下)先ほどの北4条の排雪作業風景ですが、電柱と遜色ないほどの高さまで雪が積まれています。
(右上) 天候が回復すると一気に住人の方が作業に出てきます。
私の知り合いのお宅ですが、前を通ると雪庇を落とすのに梯子では危険なため、足場を組んで作業しておりました。
こういう関係の仕事の人だから出来ますが、普通の人では難しいですね。
最後は恥ずかしながら我が家です。
先日、数日間家を留守にしたところ、このような屋根になっております。
現在、妻がテラスに積もった雪を除雪しておりました・・・(汗)
この様な豪雪の中で約89,000人が暮らす街というのは、世界でも珍しいのではないでしょうか。
東北の日本海側で降雪量が年間10m以上コンスタントに降るところもありますが、気温が高いため積雪に至る過程が全く異なります。私自身、スノーボードの大会で過去に随分と東北へも行きましたが、坂道や市街地に地下水流して雪を融かせるというのは全く持って羨ましい話。
その点、この極寒でここまで降雪量が多く、一度積もった雪が沈下する前に次々と新しい雪が積もっていく様は強烈であります。
また、各画像を見ても感じていただけると思いますが、この生活道路一本一本を何とか排雪を行って・・というレベルではありません。この豪雪環境だからこそ、それぞれに尊重し合い、また助け合うという心構えが必要なんだと思うのですが、今の段階ではなかなかそのような形は見えてきません。
お互いの立場を想像しつつ、互いに感謝しあえるような環境はどうやったら実現できるのでしょうか・・・。
いずれにせよ、今の除雪が【苦】そのものである感覚から脱却し、以前にも述べたように除排雪に関する様々な意見を集約し、それぞれに良しと思える三方良しの環境が構築されるように、今年の冬はじっくりと様子を見て、あらゆる立場の方々のお話を聞いてみようと現在も動いております。
この雪に関しては、随時取り上げてまいります。