12月25日(火)
岩見沢市議会においても表題の通り、議会改革に向けて動きが発生しつつあります。
本日もその過程において新政クラブ会議がありました。
現状ではどんな動きになりつつあるかを明言するのは避けますが、私自身としてはまずは民意を把握した中で、全議員がもっている問題意識=課題を抽出することから始めるべきなのではないかと思っています。
議員定数、報酬、常任委員会数、通年議会、議会討論方法、情報発信のしくみ等々、民意とかけ離れているところをまずはしっかりと把握し、その上で”議会としての正義”、”多くの人が納得できる根拠”を形づくっていくことが重要なのではないかと思うのです。
その切り口の一つとしては、全国的にも活発化している「議会基本条例」の設置は不可欠と考えています。(現に先輩議員の多くもこの必要性を強く認識しています)
市民に対しても議会とは何をするところで、どんな事を行うのかというのを明文化するのはもちろんのこと、会社や組織に定款や会則があるように、議会にも基本条例があるというのは自然の流れだろうと感じます。(岩見沢市においては、まちづくり基本条例の設置に向かって着実に進行している以上、議会だってニーズにあった対応を速急に行うべきだと思っています。)
また、議会の動きが市民に評価されないのは、まずは情報が発信できていないことにも原因があろうかと思います。既存の議会だよりにしても限られた紙面であるがゆえ、なかなか広く興味を持っていただき、その上で意図が伝わるような発信もできていないと感じます。(これはどこの自治体も似たような感じであると想像しますが、基本的にその内容の性質上、決して面白おかしいものではないので、興味を持たれていない方にとっては手にとってもらう事すらハードルが高いと思われます。)
議会定例会の内容においても、誰がどんな事を言って、それに対しどんな答弁があったのか・・・。
そういう事も、例えばA4用紙5枚にもなる様な質問が僅か数百字程度にまとめられた簡易的な文章報告では、細かいニュアンスも伝わらず、結果として市民からしてみれば質問と答弁への興味も失ってしまうのも必然かと思われます。こういった事を解消するためにも、やはり議会のインターネット中継ぐらいは必須だと思われますし、また個々人はもちろん、委員会や会派によるweb等での情報発信ももっと貪欲に取り組んでいっても良いと考えています。(高齢者の方々のweb対応問題というのもあるかと思いますが、それだって、何もやらないよりはやった方が良いわけでありますし、、、本来のコミュニティを取り戻すにも各地域会館にネット環境を整備して、そこに中核になるスキルを持った人を各地で担っていただき、その閲覧を目的に人が集まるというのも対応可能かと思われます。)
何はともあれ、大きく時代が変化している中で、議会議員というものの本筋と、各人の資質・徳を問われているのが現実であります。すでに利権誘導政治の出番は失われつつあります。もっと大義を睨んだ中で、それぞれが資質の向上を目指し、公に反映できる活動を真摯に行っていくのが大原則であり、その活動がしやすく、また評価される体制が出来ていかなければならないと信じています。
そのための手法、及び方法論をどう展開していくかが、これからの重要なポイントになってくると感じます。
慎重に。尚かつ大胆にいきたいものです。