平成26年4月30日10時~
岩見沢市民憲章推進委員会役員会が開催されました。
議案についてはいつもの通り、平成25年度の事業報告・決算、新年度の事業計画・予算が主です。
市民憲章の精神というのは、読めば読むほど崇高なものでありますが、この「では委員会としてどうやって推進?」というのが難しく、どうしても前年踏襲の傾向が続いています。
それでも、委員長や事務局の前向きな思いもあり、少し前から岩見沢市に関わる各種会議等の開催時に市民憲章の唱和を行っていただく要請や、これまで開催されてきた写真展の内容を進化させ、カレンダーとして配布したり、はたまた正月に市民憲章入りの門松カードを配布しているものを、様々な布石の中でデータダウンロード化する等々、議論をしながらこれまで進められてきました。
しかし、そういったものは残念ながら抜本的な「市民憲章の推進」に繋がる事には程遠く、委員会としても様々にジレンマを感じつつやっているのが実情だと思います。
本来、この市民憲章を広げていこうとした場合、どういうアクションが必要かと考えると、一つひとつの条文を紐解きながら”具体的行動”に落としこんでいくことが大事なのではないかと考えています。
例えば、
(前 文)わたしたちは、生き生きとした緑の中の岩見沢市民です。
(第1章)心とからだをきたえ、たのしく明るいまちにしましょう。
(第2章)木や花を愛し、親切で住みよいまちにしましょう。
(第3章)ひとに迷惑をかけず、進んできまりを守るまちにしましょう。
(第4章)仕事に誇りをもち、力をあわせて豊かなまちにしましょう。
(第5章)未来に夢をもち、知性と若さにあふれたまちにしましょう。
という各章があった中で、それぞれの項目を唱えるだけではなく、どうやったら実現できるのか?を考えていくべきではないでしょうか。
例えば、(第1章)であれば、「市民憲章を具現化するという旗印」の元、市の健康福祉部や体育協会さん、教育大学岩見沢校、スポーツ関連組織、商業者関係の協力を仰ぎ、市民が身体を動かすことの大切さを伝播できるようなプロジェクトを実施し、結果として生き甲斐づくりや子どもの教育、健康寿命が伸びるような取組みをしていくことが重要だと思います。(後に少しずつ見えてくるであろう、市民レベルでの新しい岩見沢ならではのプロジェクトも動き出していますので、それが主軸になる可能性もあります。)この章に則り、市民が身体を動かす。スポーツに楽しみとして勤しめる環境づくりを後押しすることが当推進委員会のやるべきことではないかと考えます。
(第2章)であれば、1章と同様、関連する方々の理解を得て様々にできうることがあると思います。共通する柱は「市民憲章を具現化するという旗印」が重要であり、その方向性を共有した中で、バラ園や各環境を活かしていく。そして市内の一人ひとりが木や花を誇りに思えるような環境を構築していくことが重要だと思っています。
結論としては、「各章を具現化するために何をすべきか?」というのが、本来の推進委員会のやるべき仕事なはず(もしかしたらこれは委員会ではできないレベルかもしれませんが。)でありますが、残念ながら今の私は思っているだけで全く手が回らない状況です。これは恐らく私だけではなく、他の委員さんも、事務局も同じ感じであろうと想像するところです。
その片手間の中で、上記のような抜本的な動きをしていく事は難しく、「本当はそういう風にしていくべき。」と感じつつも、本日の役員会において発言を控えてしまった情けない私が居ます。
これは決して今の委員会、事務局を批判するようなものではありません。私を含め、それぞれに多くの役割やできうる事の中で力を注ぎ、微力ではありますが毎年前進しているのは事実です。しかしそれだけではなく、抜本的な部分から変えていく必要があると思いつつも、今の自分の状況を考えるとそこまで手に負えないのが現状であり、つい口先だけの人間になることを恐れてしまいます。
これは大きな反省でありますが、この市民憲章というのが、私自身とても感銘を受けていて、まちづくりの根幹でなければならないと考えています。だからこそ、何とかしなければ、他都市で増えてきてしまっている様に「全国市民憲章運動連絡協議会」を退会し、市民憲章自体を”単なる言葉の羅列”にしてしまう事を恐れます。
以前聞いた秋田県佐竹知事の、「市民憲章は最高の社会規範であり、日本を日本らしくする運動である。」という言葉を胸に、少しずつではありますが、この岩見沢にとって最高の社会規範となるべき市民憲章が、あらゆるまちづくりの《理想の柱》になることを願って、私自身も仕切りなおしをしていかなければなりません。
とは言え、次回の総会開催日は岩見沢市振興公社・土地開発公社の理事会とぶつかってしまっていて参加が叶わないのですが・・。残念です。
この市民憲章が今後のまちづくりにどう活かされていくべきか。
まだまだ具体的な絵面は浮かびませんが、今ある断片的な発想を、少しずつ頭の中で熟成させていきたいと思っています。
この市民憲章を推進するのはとても大事なことだと信じています。