万字炭山森林公園等々の下見

〈令和3年9月12日投稿〉

今後、東部丘陵地域に関する授業対応が増えてくることから、NPO炭鉱の記憶推進事業団のスタッフさん達と下見に行ってきました。

まずは旧万字炭鉱ズリ山登山から。

生憎の雨模様でしたが、足元はばっちり。
しかしながら山頂はガスがかかって周囲は何も見えない状況・・。

この万字のズリ山は、管理棟から徒歩約20分でズリ山登り口の駐車場に行け、そこからゆっくりで25分ぐらいで登頂できます。帰りは横から下り森林の中を戻ってこれますが、ここの景色がまた最高です。

気分は森林浴で最高のリフレッシュになります。

このルートであれば、管理棟の駐車場からスタートし、約1時間半ぐらいで周遊できます。

ただ、ズリ山だけが目的であれば、管理棟からではなく休憩所まで車でいくことも可能ですが、道中、色々な遺構もあるので、それを探しながら歩くのも格別です。

万字は最盛期には約5000人が住んでいた地域、現在では住民基本台帳ベースで70名ぐらいなので実際にはさらに少ない状況かと思います。グーグルマップで見ても、すでに人が住んでいない場所に地名があり、そこには郵便番号もついています。栄枯盛衰とは言うものの、現代人の暮らしは、やはり産業の影響を強く受けることを実感します。

そんなストーリーを含め、この万字炭山森林公園は素晴らしい資源です。ぜひ多くの人に活用していただけたら幸いです。

 


さて、帰路は各地を寄りながらガイド説明の確認などもしつつ、朝日駅にも立ち寄ると・・。

駅舎の壁に見慣れない穴が開いています。

慌てて市の担当部局に連絡をし、迅速に確認をしていただけましたが、どうやら鳥の仕業のようです。
この旧国鉄万字線朝日駅舎は日本遺産である炭鉄港の構成文化財。担当部局も早速修理に取り掛かってくれると報告をいただきました。とはいえ、再発の防止にはどのような手があるのでしょうか。周囲は森ばかりなのに、よりによって駅舎の壁に穴を開けなくても良いと思うのですが・・・。

今後も気をつけて見守りたいと思います。

 

 

 


最後におまけ。

これまでぜひ登ってみたいと思いつつ、その雰囲気に一人では何となく躊躇していた万字神社跡。
この長い階段を初めて登ってみました。

結果、上にいくと平らな敷地があるだけでしたが、とても趣のある階段でした。

最盛期にこの階段の麓で、若い人たちが祭りの時に集まって撮影した集合写真を見たことがありますが、当時は活気に満ち溢れていたのでしょう。今はただ静かな時間が流れていました。

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