令和2年度予算審査特別委員会について

〈令和2年3月26日投稿〉

今回の予算審査特別委員会は、新型コロナウイルスの感染リスクを極力控えるために、質問を事前通告とすることによって、答弁に直接関与しない職員は出席をしないようにしました。よって、通告していない質問は受け付けないという異例の措置ではありましたが、結果として短時間で審査は終わり、当初の目的は達することができたのではないかと考えています。

しかしながらその分、質問の量が減ったりすると議会の本分としては筋が異なるのではないか?との見方と葛藤もありましたが、それぞれが工夫をした中で、私としては、極力早めに質問を選定し、事前にリストを投げかけることでその答弁を文章でいただき、その中から議事録に残す質問を選択するという手法を取りました。

結果として、実際に質問したのは以下の項目となりますので要約してご紹介いたします。


【市立病院】

○P病4~7 予算について

■これまでの予算書では、事業収益(収入)と事業費用(支出)の金額が同額で、少なくとも予算書の中では収支が釣り合っていた状況。それが令和2年度の予算では、収益12,779,000,000円、費用が12,957,000,000円と、当初から178,000,000円のマイナスの予測である。しかもこれは、一般会計補助金及び一般会計負担金においては、高等看護学院分を除いた状況で、前年度より1億2千万円ほど多い10億円を超える金額となっている。これは非常に厳しい経営状況であることを想像する。そこで、前年度の決算審査の時にも伺ったが、それを踏まえ、今後のさらなる経営改善にむけた取り組みはどうなっているか。

【健康福祉部】

○予算書P178 社会福祉総務費 社会福祉協議会運営補助事業

■前年度の56,427千円と比較し、約1割増額の62,443千円となっている。これはそれぞれ、法人管理運営事業、広域総合福祉センター運営事業、地域づくり推進事業と分かれていると思うが、この度の増額は主にどの事業でどのような内容で、どのような理由となっているか。

○予算書P179 民生委員児童委員協議会運営費交付事業

■時代の流れの中で委員充足率が年々低下していきている。それに関連し、一人あたりの年間活動日数は増えている傾向にある。このままでは益々負担が増加することで新たな委員になっていただける方が減ってくる状況と思われる。民生委員法等を見ても、これを改善するための決め手をみつけることはできないのですが、せめて一人あたりの負担を減らしていく方向など何かしらの検討の動きはあるのかどうか。

【環境部】

○予算書P226 ごみ減量化推進事業費 負担金補助及び交付金

■本年2月2日に帯広で交通死亡事故が発生。その原因として、ごみステーションの扉の向きが車道に面していたというようなことがあった。岩見沢市においてそのような危険と思われる箇所について調査、把握をされているか。また、新規に設置する場合等においても、危険が無いような指導はどの様にされているか。

*これら各答弁については、後日議事録が公開されます。


また、今回は事前通告制としたことで、質問にはしなかったが、書面及び口頭にて返答をいただいた質問項目がいくつかありますのでご紹介いたします。

【健康福祉部】

○予算書P183/重点分野の取り組みP29 共生のまちづくり推進事業

■前年までは障害者自立推進事業という名称だったものが、新たに共生のまちづくり推進事業へと変化し、内容も進化していることと思うが、委託料の中に共生のまちづくり推進構想調査委託料180万円が計上されている。この共生のまちづくりは第2期総合戦略事業としても位置づけられているが、この構想とは、障がい者の社会参画を促進するものとして、新たに策定し直される障がい者福祉計画等とリンクする様な具体的なものとなるのか、それともアール・ブリュットなどから広がる市民理解等の観点を重視するものとなるのか、そのコンセプトはどのようなものか。


○資料編P16 社会保障施策に要する経費

■過去5年ほどの推移を見ると、事業費、一般財源ともにこの5年間で最も伸びているのが障害者福祉関係で約118%、次に介護・高齢者福祉関係、他に医療費関係等を含め、合計の伸び率が事業費として112.2%、一般財源として107%となっている中、貧困・格差対策等関係だけ減少していて、事業費では97.2%、一般財源としては95.7%となっている。これは主にどのような要因があるのか。

【環境部】

予算書P226 ごみ処理対策費 委託料

■除排雪委託料は前年度比120%、ごみ収集運搬委託料が前年比101.3%となっていますが、どちらも委託の性質としては似ているものではないかと思われるのですが、この様な開きが出るのは、どの様な事情があるのか。

○予算書P226 ごみ減量化推進事業費 負担金補助及び交付金

■ごみ減量化推進事業費の内、負担金補助及び交付金が前年度より約6割少なくなっている。これはどのような根拠があるのか。中でもゴミステーション用保管設備整備費用助成金が前年度予算の約42%と、210万円ほど少なくなっている背景としては、様々に理由があると思われますが、例えばアパート等の着工数が減っていることに起因するのか、または市内の保管設備整備が充足してきていているということか、それとも町会等の加入率減少を含め、町会等の機能低下などの影響が考えられるのか。

■毎年ゴミステーション設置数が増減していると認識しているが、過去5年間の増減推移としてはどれぐらいのものか。

【市立病院】

○P病4~7 予算について

■これらの悪化した収支予算について、新改革プランで掲げられているものと大きく乖離しているが、どのように考えているか。


【その他、分科会担当以外について】

〈総務〉

○予算書P134 文書広報費 広報活動費

■ホームページ管理委託料が前年より1,654円増えているが、その理由は?
■広報誌アプリ配信業務とは何か?どの様な効果を期待しているのか。
■この岩見沢市のホームページは非常に重く、かなり使い勝手が悪い。この改善の見込みは?
■災害時等にアクセスが集中した場合、恐らく閲覧できないような状況になってしまうことが想像できるが、そういう時のためにより他の自治体の様に軽いテキストのみのページは用意されているのか。


〈建設部〉

予算書P286 駅前通整備促進事業

■駅前通地区活性化活動支援業務委託について、これまでの主な活動と今年度の活動について、どのような活動になっているのか、その状況を教えて下さい。
■前年度9,779千円計上していた駅前通整備工事負担金がなくなり、駅前通整備事業補助金が2,519千円から4,629千円に倍近くの予算となった。これは町並み景観形成への補助と認識しているが、どの様な予定になっているのか。


〈経済部〉

○予算書P261 商工振興費

■岩見沢商工会議所補助金について、これまでは550万円で一定だったものが令和2年度より650万円として計上されているが、その理由は?


という状況になっています。

通常は事前通告が必要のない予算審査特別委員会ですが、前述の様に、少しでも感染のリスクを抑えるという観点から、この様な特例措置となっています。

また、この予算審査並びに決算審査については、これまでの慣例では議員を2つの分科会に分ける手法をとっていましたが、議会改革の流れの中で、全員で一括に審査する手法を経て、現在は各3常任委員会がそれぞれの所管を担当する3分科会制で実施しています。

これまで経験してきた手法の中では、最もしっくりくる分け方であると感じているところです。

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