新庁舎建設特別委員会報告H30.11.27

〈平成30年11月27日投稿〉

本日、午後1時より岩見沢市新庁舎建設特別委員会が開催されました。

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今回は市民との意見交換を基にした市の回答や、胆振東部地震の経験を元にした防災視点での変更点等々の報告となります。

庁舎建設に関するこれまでの経緯については、今年の夏の時点でのまとめ記事(私見)を参照いただければと思いますが、建設については様々に考え方やメリット・デメリットがあり、一概にどれが完璧な正解とは言えない状況です(行政全般において何事もそうですが)。

ただ一つ言えるのは、様々に多様な意見が存在し、時間がかかってもそれぞれに決め手がない中において、市の意向は明確に固まっており、それに基づき着々と計画が進行してることから、現時点においてはこれが唯一の正解であると言わざるを得ません。

であるならば現計画に基づき、より市民のためになる庁舎へとしていくために努力するのみとなります。

あらためて本日の委員会に話を戻します。

 


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今回の私の質問は5点について。
少し簡単に紹介させていただくと、

質問1)基本設計書(案)概要版、2ページの「2,動線計画」について、別紙の各種団体等との意見交換会のやり取りにもある通り、バスの乗降に関して、バスは敷地内に乗り入れせず、道路からカバードウォークを設けて歩行動線とするとなっている。

バスを利用する方の一定数が高齢者で、今後、運転免許返納者も益々増えていくことを予想すると、道路手前側の近い方のバス停からでも、恐らく50m以上歩かせてしまうこととなり、季節によっては利用者に二の足を踏ませてしまうのではないかと想像する。

バス停に関しても、パースを見ると3方向が囲まれるとはいえ、吹雪や猛暑の中、バスが来るのを外で待たなければならないのはかなり厳しいと思われ、この動線に関しては心配が募るところ。

また、カバードウォークのパースを見ると見た目はスタイリッシュで非常に良いのですが、恐らくこれだけでも数千万円かかると思われること、しかも冬季間は落雪や雪庇の管理、雪下ろしの維持管理等が必要となることもあると思われる。よって、「利便性」、「コスト」の両面において、また、今後市内循環バスを検討していることもあり、このバス乗降客に対する動線については再考の余地があると思うが如何か。

*これに関しては〈現在とバス停からの距離は変わらないこと。また動線の確保が難しいため実現は厳しい〉旨の答弁をいただきましたが、今後、益々高齢者の利用が増えること、市内循環バスの設定を検討すること。また将来においてコミュニティバスの運行等を行う時期がくることも想定される中、やはり庁舎内でバスを待てるような動線にすることが望ましいので、是非、検討を進めていただけるように要望。

 


質問2)基本計画書(案)概要版、同じく2ページ目の3.緑地計画について、「現緑地を有効活用しながらまとまった広い緑地スペースとして整備する」という文言が中間報告時より追加されている。これはアプローチの変更による前庭のみの表現かと思うが、この周辺は東山公園一体や神社を含め、非常に豊かな環境を有している。中でも記載の敷地西側の遊歩道はもっと市民に認知され活用されても良いと感じるところだが、新庁舎及び、その周辺一体が、より多くの市民に愛着を持っていただけるよう、このエリアとの一体感の創出や動線設定について工夫されていること、今後検討されることがあれば教えていただきたい。

*これに関しては、外構計画がまだ詰まっていなく、今後大いに検討の余地があるとの答弁で、是非、一体感を持ち市民の利活用が高まり、愛着の推進になるような計画を進めて欲しい旨の要望を質問としました。


質問3)今回、1階の多目的スペースの面積も若干大きく変更になった。基本計画書(案)概要版3ページの平面計画の記載によると、1階の多目的スペースは「休憩スペース」や「市民ギャラリー」としての利用の他、臨時的な窓口の開設に対応する旨の記載があるが、他にどの様な活用を考えているか。例えば「市民向けの貸し会議室」や「発表会」等々、市民のニーズに合わせた貸出も検討しているのかどうか。

*現在のところ個別の貸出は考えていないとの答弁でしたが、これに関しても今後検討の余地が十分に残されていると判断し、来る市民協働の時代に向けて、市民に利活用していただく場所は必要と思われる。是非検討を進めて欲しい旨の要望としました。

 


質問4)基本設計書(案)概要版9ページ 防災計画記載の、「その他」のところに、ゲリラ豪雨などによる浸水対策として、防災関連諸室や電気室、サーバー室などは上層階に設置しますとあるが、機械室は地下1階に設定している。ここは地下とはいえ、入り口もある半地下なので問題ないという考え方もあるが、ゲリラ豪雨などによる浸水対策と考えた時に問題ないかどうかの検討、確認はなされたのかどうか。

*外構の排水整備に万全を期すこと。また必要に応じて遮水壁を設置することで対応可能。との答弁。


質問5)国交省が10月時点の動向を調査した結果、鉄骨をつなげる「高力ボルト」の製造が追いつかず逼迫し、通常1.5ヶ月程度の納期も6ヶ月程度まで長期化しているとのこと。これはコンサル含め業界全体で把握されていることと認識するが、発注者として配慮することは。

*2020年の東京オリンピック需要は一段落しているものと想定。また、工事契約後、冬季間に伴い自主施工期間を設定している。が、様々に注意したい旨の答弁を頂いています。

 

という項目において質問しています。

計画全般的には、よくまとまっているものと感じました。


ただ、重要な建設費に関しては、当初60億円程度を見込んでいたが、合計80億円(概算)まで上がりました。

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これは本庁舎が胆振東部地震を経て防災対策の方針に変更があり、面積が増加したこと。当初計画に入れていなかった倉庫や、庁舎建設中の仮設駐車場等の整備にかかる費用、カバードウォーク等外構費用の増加、移設費用が計上されたこと等によって増加が見込まれたものです。

活用できる合併特例債は残り50億円。不足の30億円を各交付金や地方債、基金の取り崩し等で充てることとなりますが、これも詳細はこれから現実的な検討に入ります。

公共事業は建設費だけでなく、長年に亘る維持費が莫大なものになるため、やはり抑えるべきところは抑えられるように注視していきたいと考えています。


また、今回は委員会終盤に議会棟の詳細検討に向け、委員会内に小委員会を設置することが諮られました。小委員会は4名。委員長は僭越ながら私が担うこととなりましたことをご報告いたします。

今後は4階の議会エリア詳細について、この小委員会が起草役となり各会派の意向をくみ取りながら細部を詰めていくこととなります。


また、今後は実施設計に移り、新庁舎の入札は来年夏以降。新庁舎完成は2021年夏頃を予定しています。その後外構工事等が行われ、竣工は2023年春頃となる予定となっています。

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下の画像は後日、岩見沢市のwebサイトにも上がるのではないかと思いますが、現在の基本設計【概要版】(案)となります。解像度が低いかもしれませんが、どうかご容赦下さい。

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2 thoughts on “新庁舎建設特別委員会報告H30.11.27”

  1. 60億が80億って なんぼ見積もり違うんだろ。
    民間なら超問題ですよ。
    合併特例債だって いわゆる借金ですよね。
    やはり国民の税金から捻出されるんですから。
    そんな立派な建物いりますか?
    以前 平野さんは 議会は他所でもいいとおっしゃってましたよね。
    北村支所 栗沢支所 部屋 余ってるじゃないですか?
    駅前の建物も…
    給食センターしかり消防署しかり あんなに立派なものいりました?
    市長と市の職員と議員だけの建物はいりません。
    市民でも あの場所は遠くて 行かない人が多いのに
    建物にお金かけるくらいなら 月1程度の休日開庁をお願いしたいです。

    1. コメントありがとうございます。
      また、仰ることは良くわかるつもりです。

      ■60億が80億って なんぼ見積もり違うんだろ。
      民間なら超問題ですよ。

      >おっしゃる通りです。委員会でも質疑がありましたが、このような大きな建物の場合は、積み上げによる積算になるため、構造や仕様などがある程度確定しなければ金額を弾くことができない事情があります。よって当初は他事例等で大体の傾向を把握しての予想金額となっていますが、近年の資材高騰などにより、それもなかなか難しいということも理解しているところです。それにプラスして、防災の観点での面積や設備の増加、当初設置予定のない設備の追加、仮設にかかる経費等が計上されたことで、この様な増額になってしまったものと認識しています。残念ですがある程度この様なこともあるかもしれないと感じていたことでもありました。

      ■合併特例債だって いわゆる借金ですよね。
      やはり国民の税金から捻出されるんですから。
      そんな立派な建物いりますか?

      >まさしくその通りです。合併特例債は市にとって有利な起債とはいえ、国全体の税金を使用することとなります。その中で立派な建物がどうかとなりますが、この仕様に関しては確かに今後50年以上使い続けること、また構造も最新の基準になっているので立派ではありますが、華美な装飾等で無駄な費用をかけているわけではないと判断しています。また初期投資を減らすのは大前提ですが、長い目で見た時にメンテナンス費用がかからないような価値観も重視すべきと思っています。とはいえ、確かに立派だと感じていますので、もっと費用がかからない方法はないのかというスタンスは持ち続けたいと思っています。

      ■以前 平野さんは 議会は他所でもいいとおっしゃってましたよね。
      北村支所 栗沢支所 部屋 余ってるじゃないですか?
      駅前の建物も…

      >今も思っています。極論するなら大きさと機能がクリアできれば、議場は一般的な貸し会議室で十分でないかと思っています。
      また、北村支所は本当にもったいないので、会派としても一部の部署を移すなどの提案はしているところです。
      いずれにせよ議会の中も民主主義なので、過半数の意見がそうならなければ残念ながら形になっていかない現実に敗北し続けています。

      ■給食センターしかり消防署しかり あんなに立派なものいりました?

      >給食センターはワンウェイなどの最新衛生基準をクリアしようとするとあの大きさが必然になってしまうと認識しています。消防署は見た目は立派に見えるかもしれませんが、本当に最小限の機能で大きさもそれほど余裕がないと感じています。ここは市民から求められる基準をクリアしようとすると、どうしても立派になってしまうのがジレンマでもあると感じています。

      ■市長と市の職員と議員だけの建物はいりません。
      市民でも あの場所は遠くて 行かない人が多いのに
      建物にお金かけるくらいなら 月1程度の休日開庁をお願いしたいです。

      >ただ、それぞれ職員等が執務をする場所は必要です。現在の庁舎が震度5強の地震に見舞われれば倒壊する恐れがあるという明確な大義名分がある中で、もっと議論して着工を伸ばすことは決して正しくはないと考えています。万が一、庁舎完成予定の2021年夏以降に本当に倒壊してしまうような地震に見舞われ、それが勤務時間中で職員、市民を含め甚大な被害がでてしまった場合。また、それに伴い、市内で大きな混乱が起きている中で、それに対応する市役所が壊滅し対応できる人員もいないとなった場合。「だからあのとき現在地で建て替えしていれば良かったんだ」となってしまうと誰にとっても最悪な事態であることも事実かと思います。あくまで安心安全の公共優先度を重視するのは大正解ではないかもしれませんが、やむを得ない公共の視点であると理解するところでもあります。

      地震リスクとしては鳩ヶ丘は地盤強度が高いこともあり、本音をいえば私個人は今後50年先の岩見沢市の姿を考慮したとき、この議論を中止、先延ばししてでも中心市街地に庁舎移転しコンパクトシティの呼び水にすべきという思いを持っていますが、公共全体の視点で考えた時に、耐震性と合併特例債の活用を前面に、即急に現在地建替と決まった経緯をひっくり返す正当な理由を見つけることもできていません。

      これらについては私自身、本当に力不足を痛感しています。
      議会は21名(現定数は22名)の多様な意見を持つ議員の集まりです。様々な思いの中でその意見が一つにまとまることは難しく、特に大きな案件ほど旧態依然とした考え方が大方の支持を得がちです。それらのあらためて一人の議員としての力のなさを反省しつつ、少しでも力を発揮できるように努力していきたいと思っています。

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