〈平成30年4月13日投稿〉
【第4部内容紹介】
14:40からは、番外編として歴史・文化から少し離れ、「未来を担う子どもたちのために」と題し、現在の子育て環境にスポットを当てます。
この1日のテーマに対する共通項は「自己肯定」です。人間も地域も原点を持つことによりアイデンティティが確立され、そして肯定感は好循環を生むと思われます。
しかし今の子ども達が育つ環境は、子ども一人に対する大人の目の数は多く、なおかつ親も忙しく、常に塾や習い事等々のシステムの中で管理されがちです(決して一概にそれが悪いとはなりませんことを付け加えます。)。また、貧困格差も目立ち始めています。当然あらゆる多様な観点において、子育て環境に関する懸念事項が山積です。
その様な中で、子どもの本能である「群れて遊ぶ」という環境が確保されず、更にテクノロジーの進化はインターネットやゲームなどでバーチャルに群れることを推進している。(特に北海道は全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果においても身体を動かしていないことが明白となっていますよね・・。)
そこであらためて「キタナイアブナイウルサイ」を幼少期に徹底的に行うことの重要性が見直されつつあり、長野県等の取り組みが積極的な地域では山保育等の制度を進め、幼少期における「非認知能力」の育成を意図的に進める流れができつつあります。
ここでの大事なキーワードはジェームズ・ヘックマンも提唱している「非認知的能力」と言って良いと思います。そのためには五感をフルに使って群れて遊ぶことが大事!
それらの背景を描きつつ、岩見沢の子どもたちの環境はどうなっているのか?外で思いっきり遊べることはできているのか?という部分などを振り返り、現在、岩見沢プレーパーク研究会の方々の取り組みと今後のビジョンを共有したいと思っています。
まずは前段に約15分間、私、平野よりこども環境学会等での学びを礎に、非認知的能力について少しお話をさせていただきます。
その後、岩見沢プレーパーク研究会の運営中心人物である林睦子さん、春田恵里さんと、プレーリーダー的役割を担いつつある岩見沢青年会議所の中路隆広氏に登壇いただき、トークの時間といたします。
そのトークの進行役は、自身、東京在住時代に羽根木プレーパークで救われたと公言し、種々貴重なエピソードを持つ栗林千奈美さん。
それぞれの立場で自身の経験とビジョンを絡め、これからの岩見沢の子育て環境に好循環を招ける様な内容を目指します。
是非、現在子育て中の保護者の方、またお孫さんがいらっしゃる年輩の皆様、これから子育てに携わるであろう若き人々に共有していただきたいと考えております。
是非お気軽にお越しください。
このセミナーは受益者負担の原則で、1,000円かかってしまいますが、きっとそれ以上の価値があるものと考えています。是非、お気軽におこしいただければ幸いです。
尚、小さなお子様も堂々と同席なさってください。また、少し大きなお子様向けに別室でお菓子づくり教室も開催しています。こちらはセミナーに参加しているの保護者のお子様を対象にに無料で提供しています。
この様な長時間にわたるセミナーの開催は、私も含め実行委員会メンバー共に経験がなく、初めてであることから至らぬ点もでてくるかと思いますが、何卒ご容赦いただき、目一杯、知る楽しみや思考の素晴らしさを味わっていただければ幸いです。