このデータはFBやTwitter でもシェアされている率が高かったので、既読の方も多いかもしれません。
平成26年4月2日に文部科学省「平成25年度全国学力・学習状況調査」の分析による「いい子どもが育つ」都道府県ランキングというのが発表されています。
要約すると、全国の小学校6年生と中学校3年生を対象に「全国学力・学習状況調査」を実施していて、その調査分析結果を発表しているものです。
その詳細はこちらのPDFを開いてみていただければ詳しくわかるので割愛させていただきます。
http://www.okb-kri.jp/_userdata/pdf/report/153-research1.pdf
上画像はリンク先のpdfを印刷したものです。とても興味深いデータが記載されています。
下の表は総合的な評価としての「いい子どもが育つ」都道府県ランキングです。
赤枠で囲った通り、北海道は下位を低迷しています。
データを読んでいくと、上図の他にも様々な細かい要素でも北海道は下位に甘んじます。
例えば、、、
・難しいことでも、失敗を恐れないで挑戦していますか?の項目では47都道府県中最下位の47位。
・自分には、良いところがあると思いますか?という問いでは45位
・人の役に立つ人間になりたいと思いますか?では43位
・友達との約束を守っていますか?46位
・人の気持ちがわかる人間になりたいと思いますか?43位
・普段(平日)1日当たりどれぐらいの時間、テレビゲーム(携帯型含む)をしますか?最下位の47位
・家で学校の宿題をしていますか?最下位の47位
・学校の授業時間外、1日当たりどれぐらい勉強をしますか?(学習塾や家庭教師)47位
・自分の行動や発言に自信を持っていますか?43位
・etc.・・・
反対に、北海道が上位5位に入っている項目は・・・と探してみると、設問46問中、何と一つもランク入りしていないという状況です。これにはどういった理由があるのかを読み取ることはできませんが、必ず何らかの要因があるはずです。
ちなみに、本資料中より抜粋すると。。
学力と相関があるとされる項目です。
これらがキチンとできていれば、自動的に学力も上がる傾向にあるようです。
実際に、先ほどの細かい要素の中で、朝食を食べる。毎日同じぐらいの時刻に起きているか?等の設問においても43位と低迷している事実があります。
北海道とは逆に、とて全体の評価が高かったのが秋田県。この学力の高さは2年前に市民憲章の全国大会で伺った際に、秋田県の佐竹知事も自信を持って挨拶の中でも触れていた「早寝、早起き、朝ご飯」の強さなのだろうと思います。
これを単なるかけ声で終わらせるか、大人が本気になって取り組めるかで大きく変わってくることで、そういう部分(自分を含めて”大人”)が弱いところなのかもしれませんね。
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