議会期間中の週末。
3月8日(土)は、予算審査特別委員会に向けた資料精査を進めつつ、旭川で行われる研修会に参加する予定でおりました。その後は岩見沢にとんぼ返りし、小学校の娘のクラスの最後の懇親会に参加することに。
しかし、急遽北2条、北3条町会の合同敬老会の説明会が実施される事となり、事業体制変更の言い出しっぺの私が、両町会の役員さんにイメージを説明する場ということで、土曜日の全ての予定が変更に。。この資料作りと説明会への参加がメインとなりました。(その辺りのお話は7月の敬老会終了後に詳しく載せてみたいと思います。)
そして今日の日曜日。。
もう今年はこのタイミングを逃すと今シーズン中は非常に厳しい!という状況だったため、思い切って銭函のオーンズスキー場に息子と娘を連れて行き、JSBA(日本スノーボード協会)のバッヂテストを受験させることに。。終了後は、岩見沢に急いで戻って駅舎内でやっているチャリティーコンサートに参加、その後は再度予算書と睨めっこするという予定を組んで早朝より出発。
受験級は小4の娘は3級、小6の息子は2級。。
どちらもキャリアは長いとは言え、ずっと山へはまともに連れいくことができていなかったため、実質今年から始めた様なもの・・。
それでもふたりともギリギリ受かるかどうかというレベルにまでなったと思ったので、受かれば成功体験として、ダメなら悔しい失敗体験として子ども達の糧になるであろうと当人達に納得させ、いざ受付へ。。
早速、1つ目のミス。。
私がやっていた頃は、2級以上を受験するのはJSBAの会員登録が必要で、それも受験当日にその場で入会できたもの。。しかし、今は全然違うらしく、事前に会員登録していなければ受験できないとのこと・・・。ここで一つ動揺。
せっかく子ども達がやる気を出して来たので親としても大いに慌てたものの、なんと文明の利器でスマホで登録して、コンビニで入金すれば仮登録となって受験可能になるとのこと。。早速仮登録完了で事無きを得る。
午前中は検定前の事前講習。
午後からは厳しい検定。私からはゴールエリアだけが若干見える程度の場所で行われるため、どのようになっているかは全くわからず・・。
そして3時少し前ぐらいに検定は終了。子ども達もかなり緊張気味の面持ちで戻ってきました。
そこで合否発表は3時40分から!という事を聞き、「あぁ、、もう駅のコンサートには間に合わない。。」という状況になってしまいましたが、ここで放り投げて帰るわけにはいかず、子ども達と結果発表まで待つことに。
この時点での予測は3級の娘はギリギリで受かるのでは?でも2級の息子は落ちるかも。となると思春期まっただ中の息子としては、帰り道は大いに凹むんだろうな。。でもそういう経験も大事だよな・・といろいろと頭をよぎる。
そこで一つ事件発生。
11回券が3回分ほど残っていたため、まだ元気の残っている娘が「1人で乗ってくるわ!」とゲレンデへ。その後一向に戻ってこなく、あっと言う間に集合時間の40分。。
全員集まっても娘待ちで発表もできない状況に陥る。
どこかで怪我でもして戻ってこれないのでは?と心配が過るも、他の参加者に迷惑をかけるわけにも行かないので、集合時間が過ぎた段階で「もう不合格で良いので始めてください。」と・・。しかし、結果としても正真正銘の不合格でありました・・・。
その不合格を知らずに、やっとのこと集合場所に来た娘は、自分が受かったのか落ちたのかもわからずに、他の受験者の合否判定を聞き続ける。
普段から集中力がちょっと偏っていて、人の話をあまり聞けない子のためどうしたものかなぁ・・といつも親としては心配している状況。。しかしさすがに今回は、難しいかもと言われていた兄が受かって、自分が落ちたことにショックがあった模様。
解散後、しきりに胃がキリキリする・・と言っておりました。
しかし、これらの遅参事件にも娘なりの事情があったことが判明。
なんと、僅か3回しか残っていなかった回数券が、小さな(娘は学年でも一番背の小さい方なので、ぱっと見では4年生に見えない)子が1人で回数券を出すものだから、リフト係のおじさんも気の毒に思ったらしく、一旦穴のあいている場所にまた穴を開けて(券を切ったふりで実際には切らない)、「頑張って!」と声をかけてくれたらしい。「それを3回連続でやってくれたので、残り3回の券を全部タダにしてもらって、3回乗った状態で自分がいなくなったらオジサンががっかりするんじゃないかと思って、もう一回乗ってしまった・・・。」とのこと。
それで最後、集合場所に行こうとしたら、遠くからみんな集合しているのが見えて「これはマズイ!」とかなり焦って向かってきた模様・・。
家に帰ってから、「ああいう時はどうしたら良かったんだろう。」という娘に、私は「時間を見て、もう1回行ったら間に合わないと思ったらどう思われても、集合時間を優先すべきじゃないかなぁ。」というと、娘は最初から時計の場所がわからなかったらしい(汗)
妻は「3回目に乗るときに、リフトのオジサンにちゃんとお礼を言って、検定の発表があるのでこれで最後にします。また来ますね!!ありがとうございました」と言えば良いのヨ。とのこと、確かにそれが一番気持ちの良い終わり方だなと思った次第。
いずれにせよ、時計を見つけられなかった段階で「やっぱり我が家の娘だ」と思ったものの、ダメな娘なりにリフトのオジサンが気を悪くしないように気を使ったり、検定で落ちたショックを隠そうと意地らしくしているのを感じて、つい何か食べたいもの食べさせてあげる。と親ばかになってしまう状況。。
兄は最後、大きな減点要素がありながらもギリギリで合格したことに、随分と自信を深めている模様。
2級受かったらアルペンボード乗って良いという約束にしていたので、すぐにでも乗りたくて仕方がない様子。春休み中はバスで山に通いなさいと伝えておりますが、どうなることやら。。
ところで、この認定証っていつ頃届くのかな?と寝る前にも心配しておりました。この合格証も部屋の壁に貼って飾るそうです(笑)
何せ緊張したと言っておりましたので、緊張感の中で何かを達成するという経験ができたことにありがたさを感じます。
今日は、結果として楽しみにしていたコンサートに参加することもできず、また、親しい仲間たちが主催運営しているのに手伝いもできなかった事がなんとも申し訳なく心残りでありましたが、これまでもなかなか親子のコミュニケーションの場が取れない中で、スポーツを通して色々と会話を深めることもでき、大変貴重な1日となりました。
私自身は、今回は議会期間中に怪我でもしたら洒落にならないと、せっかく山にいっても一本も滑ることなくひたすら見守っていたのですが、お陰で昔のレース仲間と会えたり、スクールの先生達ともお話ができたりと有意義な時間を過ごさせていただきました。
また、このオーンズスキー場は、2シーズン前に一度経営不振から閉鎖が決まり、その後多くの署名の元に経営を再開し今に至っています。その時に尽力した人々が現在のスタッフとして大いに手腕を発揮していて、現在はかなりの賑わいと活気にあふれた貴重な再生の成功例となっています。
スタッフの新鮮なチャレンジと情報発信。またスクールの方々のレベルと志の高さなど、本当に素晴らしいものを感じます。今、冬型スポーツの人口減が言われていますが、せっかくの北海道、、このように取り組みの仕方次第でまだまだスノースポーツ人口を増やすこともできるのだと確信をした次第です。
豪雪の岩見沢でも、子ども達の教育の一貫として、このようなスノースポーツの遊び方というものを突き詰めていくと、ゲームやTVなどの疑似体験に依存するのではなく、本物の体感として学びを蓄積する大きな武器になるのにと思えてなりません。
でも、子ども達がそういう環境に恵まれるためには親次第の面が大きいので、それができない親に対し、どう周囲がサポートしていけるのかということも同時進行で考えていかなくてはなりません。非常に難しいテーマでありますが、最も大事な子育てに地域としてどうあるべきか。ということを今一度考えなおすきっかけにもなりました。
さて、明日は経済常任委員会があります。
そろそろ予算審査特別委員会の項目もまとめなければなりませんので、明日は朝早くから準備をしていきたいと思っています。
長丁場の第一定例会!もうひと踏ん張り、気を引き締めてまいります。
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