30年ぶりの路線バスに乗ると、思った以上に大変だった話

〈令和4年9月16日投稿〉

【お恥ずかしい話と新たな気づき】
 
本日は議会最終日。
 
今年は3年ぶりとなる岩見沢神社祭りが再開。
 

市役所駐車場は外構工事の真っ只中のため、駐車できる台数が圧倒的に足りない状況です。

よって約30年ぶりの路線バスに乗っての登庁にトライすべく、前日からインターネットで時刻表等を念入りに調べて準備万端に。
 
朝、バスターミナルへ行くと券売機があり、いきなり動揺。
券を買うのかどうかすら分からず、まず窓口で教えていただくことに。
 
その後、乗り場に進むも目指す時間に該当するバスが存在せず、やむなく「市役所に行くにはどの乗り場でしょうか?」と再度窓口へ。
もちろん「30年ぶりの路線バスなので良くわからなくて、、、」との言い訳も欠かしません(お恥ずかしい)。
 
 
親切に乗り場を教えていただき、再度確認しても目指す時刻のバスを見つけられない。
 
 
少し嫌な予感を抱きながら、硬いベンチに腰を下ろしてスマホを探っていると、いよいよ駄目な人と思われたのか、窓口の女性がわざわざ来てくれて「今から市役所に行くには、少し歩くけどスポーツセンター経由に乗れば良いのですが・・」と教えてくれました。
 
この時点で前日に念入りに調べた時刻表が見間違いだったことを確信します。
 
 
さて、スポーツセンター経由のバスの出発時刻を聞くと、その待ち時間があれば歩いて市役所に行けるほど。
 
ここは諦めて市役所まで徒歩にて向かうことに。
お陰様で中心市街地から市役所への道中、普段気づけないことに気づけるなど、何事も勉強になりますね。
〈高校生以来?国道12号線の地下歩道〉
 
 
そして議会終了後、会派控室で「帰りこそはバスに乗る。」と話していると、帰りのバスの時刻をすでに間違って認識していることを指摘される始末。とても難しい。
 
 
帰り用に事前にスマホでバス停の時刻表を撮影していたのですが、後学のために上りと下りの両方のバス停を撮影していたため、何と画像ではわからずに逆車線を見ていた模様です。ここで私には「◯◯先回り」という路線の意味が理解できていなかったことが判明します。本当に情けない話です・・・。
その後、会派控室で一人寂しくバス待ち時間を潰し、市役所前のバス停へ向かい時間通りに到着したバスに乗車。
 
 
今まで自分で何かを主催する際、軽い言葉で「駐車場には限りがありますので、公共交通機関をご利用ください」などと案内する事がありましたが、いやいや、そんな簡単なことではありませんでした。普段から利用されている方から見れば、何をアホなことをと感じるでしょうが、正直30年ぶりの路線バスは色々とハードルが高かったです。
 
一人一台に近い車社会の進行と人口減少の悪循環で、バス路線はどんどん統合、再編され、長距離化&複雑化。そして便数は市役所前ですら1時間に一本にも満たない不便さ。利用者が少ないゆえ市内路線は赤字で、市の一般会計から多額の補助をして路線が維持されている状況です。
 

地域公共交通〈中央バス路線の減便について&東部丘陵地域等の公共交通の再構築について〉

 
まず久々にバスに乗ろうとすると、わからない事が多すぎる。
十勝バスが倒産手前で奇跡の転換を実現したのは、まずはバスの乗り方をチラシにして配布することをした様に、わかっていて当たり前の方々から見たら信じられないと思いますが、ただ乗るだけがあまりにも難しい(私自身、この話をすると娘に「どうして乗り方がわからないの?」と呆れられる始末)。
 

 
 
私もあと何度か乗れば慣れるかな?と思っておりますが、これは確かに車社会に慣れ親しんで、加齢と共に運転免許証を返納された方などは、いざ路線バスに乗ろうと思っても、慣れ親しむまでは相当な苦労がありそうです。
 
となると、運転免許証を返納された方には、改めて路線バスの乗り方講習などが必要なのかも・・・。などと考えが頭を過ります。
 
いずれにせよ、頭でわかっていたはずのことが、実際にやろうとすると簡単ではなかったという経験ができたことは大きいと思っています。今後も引き続き公共交通のあり方について思案していく所存です。
 

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