山脈(やまなみ)刊行!辻村もと子さの企画展も開催中です。

〈平成30年2月19日〉

先日、辻村もと子さんの未発表作品〈山脈(やまなみ)〉が刊行されました。

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この山脈は辻村邸の一室に保管されていた行李の中にあった未発表原稿です。

 

それを、辻村家資料研究会の方々や辻村淑恵さんらの手によって、この度、文学岩見沢の別冊として刊行されるに至ったものです。

そしてそのきっかけとして、実は昨年3月に私が開催した「岩見沢シビックプライド探求部 第3回勉強会 ~「馬追原野」とその周辺~(講師:前野雅彦氏)」がありました。

ここで様々なご縁が繋がり、この動きに至ったもので、微力ながらその一端に関われたことに、大変烏滸がましいながらも嬉しく思っています。

そしてこの新しく刊行された山脈の後段を読むと、、辻村家資料研究会の村田文江先生の一節にそのことを紹介してくれていたり。

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辻村淑恵さんもその経緯をご紹介してくださったりと、私ごときがこの様な出来事に、ほんの僅かとは言え関われたことを誇らしく思えるとともに、これらの単発の活動もやはり無駄なことは何一つ無いのだと自信を持つことができます。

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お二人には本当に感謝申し上げます。


「小説 馬追原野」は開拓に勤しむ中において、人々の営みと崇高な志を描き、現在の志文に入植するところで終わります。

この山脈は昭和初期の岩見沢を舞台にした男女の人間模様を描く中で、女性の強く生きる決意がテーマになっていると思われます。馬追原野を読み進めた中でも、現在、日本最古のアメリカ製トラス鉄橋としてその価値を発信している鉄橋と思われる描写が出てきたりして嬉しくなります。

この山脈は実はまだ読破できておりませんので、感想は後日として、恐らく何らかの気づきも含めて楽しみでなりません。

 

さて、この山脈刊行を記念して、現在岩見沢郷土科学館で辻村もと子の企画展を開催しています。

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http://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/content/detail/1506247/

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素晴らしい展示となっておりますので、是非足を運んで見ていただけると良いかと思います。私も時間がない中で伺ったので、あらためてじっくり時間をかけて見に行こうと思っています。

 


さらに、2月25日(日)午後2時からは岩見沢市立図書館にて「文学トーク」があります!

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こちらも非常に楽しみな内容になっていますので、是非多くの方々に足を運んでいただきたく思います。

 

現在募集中の氷室冴子青春文学賞の応募も大好評ということもあり、今年は岩見沢の文学が注目を浴びる良い年になりそうです。

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