空知シーニックバイウェイ_南空知キャラバン報告

〈令和6年11月2日投稿〉

10月30日(水)は、空知シーニックバイウェイにて岩見沢と夕張を巡るキャラバンということで、ありがたくマニアック?なルート設定とガイドをさせていただきました。

このキャラバンはコース設定のシミュレーションや下見、コミュニケーションが趣旨となりますが、今回は大型バス移動による「岩見沢と夕張の歴史文化をテーマにした炭鉄港+α」のコース設定&ガイドをさせていただきました。

◼︎岩見沢複合駅舎
◼︎岩見沢レールセンター
◼︎辻村家
◼︎栗沢神社
◼︎宝水ワイナリー
◼︎道道38号線沿線の旧産炭地域
◼︎万字炭山森林公園・英橋
◼︎夕張市石炭博物館
◼︎第5志幌加別橋梁
◼︎幸福の黄色いハンカチ想い出広場
◼︎拠点複合施設リスタ

それぞれにその歴史や背景、エピソードなどを交え、参加された方々もこれまで知っている様で知らないレアな話に触れ、地域の新鮮な魅力と可能性を感じていただけたのではないかと思います。

目指すところは、地域の歴史文化にスポットを当てることで高まるシビックプライドと、他所から人を呼べる地域価値の再構築の前段階へと繋がることが理想です。

私たちの周りには、知らないと見えてこない。しかし、知る事で見えてくる魅力が山ほど埋もれています。よってどうしても観光というよりは、生涯学習的な学ぶ要素が強くなりますが、この地域でなければできないことを進めるには、このステップを絶対に外すことはできないと信じています。

(↑)栗澤神社は滋賀を中心とした開拓団体の必成社事務所があった場所。必成社といえば一燈園を開設した西田天香(市太郎)が活躍・苦悩した地でもあります。このあたりのストーリーも今後スポットがあたって来ることと信じています(画像に写っている「禰宜」でもある岩見沢市議会仲間の枝廣議員のご厚意により見学が可能となっています)。


じつは、本計画時は一日中フルでご案内する予定だったのですが、後から岩見沢地区消防事務組合議会が入ってしまい、当然議会活動が最優先であること、また私が議長という立場でもあり、午後1時過ぎにバスを離脱。残りをNPO炭鉱の記憶のK事務局長にバトンタッチいただき事なきを得ることに。

当日は10ページのペーパー資料を作って対応しましたが、その1ページは東部丘陵地域の特徴や最盛期と現在の人口推移がわかるものとしました。

この石炭産業由来の栄枯盛衰は、新たな魅力を創出する大事な武器となるのです。