岩見沢の交流人口や関係人口を高める【炭鉄港】の取り組みの一つ〈ぷらぷらヤマ歩きSPL 万字炭鉱跡を巡る〉を開催しました

〈令和6年5月13日投稿〉

午前中は市民との意見交換会を行い、その後、着替えてすぐに万字炭鉱跡に向かいました。

これは先にぷらぷらヤマ歩きのスケジュールを告知してから、市民との意見交換会が入ってしまったので、ちょっと綱渡り的な感じでしたが、主催のNPO法人炭鉱の記憶推進事業団のスタッフのお陰で、無事に事なきを得ました。


さて、このイベントは炭鉱遺産の価値向上と、私の役割的な位置づけとしては、今後の岩見沢(空知他炭鉄港地域全般)の交流人口や関係人口を創出するための実験的な視点を持って開催しています。

いつものこの様な主催事業ではNPOの役職員や会員さんがガイドを努めたりするのですが、今回は国内の産業遺産探索系では恐らく最も有名な方の一人ではないか?と思われる「スケキヨ氏」にガイドをお願いしました。

というのもこの万字炭鉱跡は、普段よく行っているズリ山のある万字炭山森林公園のエリアとは異なり、原則、立ち入りには許可が必要な場所です。我々はNPOという社会的責任を負っている法人ゆえ、やはり法令の遵守は徹底しなければならず。私自身も岩見沢市民でありながら、この万字炭鉱跡へは立ち入ったことがありませんでした。

そこで今回は事前に関係各所と協議を重ね、正式に立ち入り許可をいただいてのイベント開催となっています。

この様に、普段簡単に立ち入れない場所に合法的に、しかも探索系のカリスマとも言えるスケキヨ氏がガイドとなることで、まずはNPO会員への日頃の感謝を込め、会員限定で先行申し込みを行い、その後余裕があれば一般参加を受け付ける段取りで実施しました。

するとなんと!

24時間を待たず、あっという間に満員御礼となり、昨日の本番を迎えることとなります。


集合は万字炭山森林公園の駐車場。

そこで受付を行い、いざ片道2キロ程度の散策スタートです。

最初は道道38号線を進み、途中から旧炭鉱エリアへ向かう小路があるので、そこから笹薮を漕ぎながら奥へと進みます。

最初に現れるのが大きなタンク跡

いたるところにレンガ造やコンクリート製の遺構が残り、要所で立ち止まってはガイドがあります。

画像をみていただければわかる通り、こういう探索系ガイドツアーでは女性比率がかなり高いです。今回は男女比は6:4ぐらいでしょうか。

そしてもう少し奥へと進んでいくと、ぜひ見てみたいと思っていた大坑道に到達します。

更に奥へと歩みを進めると、もう一つの坑道と繰込所を思われる場所へ。ここは実は葉が生い茂る季節の前後には、道道38号線からも遠くに確認できる場所。私も幾度となく道道から見学していた場所です。


それら遺構をこんなにも間近で見られて感無量です。

最後はもう少し足を伸ばし、変電所跡や帰路の途中に万字炭山神社跡や万字中学校跡地等を見学して集合場所へ。

これらは、単なる廃墟として見るのではなく、日本の近代化を支えてきた一大産業の栄枯盛衰とそこに携わった多くの人々の営みが背景に存在します。ガイドからそれらの情報を得ることにより、ますます「場の持つ力」を体感できることに繋がります。

今回特筆すべきは、申込みが24時間経たずに満員となったこと。その中には、本州は「横須賀」「千葉」から、道内でも「遠軽」「蘭越」など、たった半日の炭鉱跡巡りのために遠方から足を運んでいただけたことです。実験的な開催となりましたが、参加費も会員2,000円なら安いという感想が大半を占め、これはもっと違う展開を望めそうな予感がしています。

今考えているのは、これらの炭鉄港に関するガイドツアーも十分にニーズがあるとともに、万字線沿線を辿るガイドツアーなども、ふるさと納税のメニューに入れるのもアリかもしれないと考えています。

現在は、ジャンル的にもまだまだ狭い範囲の特殊なレジャーみたいな感じですが、国内の人口減少や様々な社会変化が進んでいる中で、こういう過去に人の営みがあった「場の力」を感じることが価値を得てきたと確信しています。

私は、こういう産業遺産はインダストリアルネイチャー(人の営みが自然に帰っていく様子(産業的自然))に包まれるだけでなく、歩んできた歴史文化の解説によってより深い理解と感動を得られるものだと思うのです。

まずは地に足をつけ、あらゆる可能性を探りながら地域の魅力や他地域からの来訪を促す質を高めていきたいと思っています。

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