小学校5年生と万字炭鉱ズリ山登頂!

〈令和2年9月8日投稿〉

本日、某小学校の5年生23名を引率し、万字炭鉱のズリ山を登ってきました。

道中はバスの中にて、元町の話、岩見沢記碑(地名の由来)、坂市太郎、夕張道路の話、冷水遺跡、万字線の話、上志文駅、宇多田ヒカルのお母さんのお話(宇多田ヒカルをあまり知らないようで、ジェネレーションギャップ大でしたが)、日本遺産の朝日駅舎、美流渡の市街地、毛陽小学校の話等々、少しずつ解説を入れながら万字駅舎に到着。

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そしてこのホームに降りると、もの凄いタイミング良く、今月末の中学生の授業準備に向けて、ジンギスカン鍋博物館の溝口館長が草刈り作業中!せっかくの機会なので、当時の賑わいなどを子どもたちにお話してもらいました。

その後バスは進み、万字炭鉱の選炭場跡で下車、当時の画像と見比べて時間の流れを感じてもらう流れ。

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その後はいよいよズリ山登山。

何とも9月としては記録的な暑さの中、子どもたちの体力的にも相当厳しい。ちなみに私も汗だくで厳しい。。

しかし元気な子どもたちは、道中に沢山落ちている石炭屑を拾ってはポケットにしまい「家に帰ってみんなに見せる」とか、2つ大事にしまって「ひとつ弟に上げるんだ!」とか言いながら一歩ずつ前進。

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無事に山頂についたら、これが自然の山ではなく、地中から石炭と一緒に掘り出した岩石等を積み上げたものと知り、朧気ながら何かを感じてもらえたのではないかと思います。

しかしながら、小学校5年生。

先頭を切ってグイグイ登っていく子がいれば、相当遅れてやっとのこと登ってくる子もいる状況。この体力差は想像していたよりもずっと大きく、今後の参考になりました。(でもみんな立派に頑張っていました)

当初は私と担任の先生の二人で何とかなると思っていましたが、速度差で列がかなり長くなってしまう状況下、心配でサポートについてきてくれたNPO法人 炭鉱の記憶推進事業団の北口事務局長と、万字駅跡で偶然遭遇したジン鍋博物館の溝口館長が同行し、最後尾を守ってくれて事なきを得られたのです。

また北口事務局長は保冷剤も3つ持参してきてくれていて、暑くて遅れを取って辛い思いをしている子どもたちに与えてくれる気遣い。また、熊よけの爆竹も完備。

実は私も熊がでるのではないか、スズメバチと遭遇するのではないか、現場で何をどうやって見せようか等々、色々と心配があって何度も万字にきていました。最後は2日前の日曜日にも来て、管理人さんに熊やスズメバチの出没が無いか確認をしてホッとしていたところです(一応、このズリ山周辺では、ほとんど目撃情報も形跡もない模様)。

更にその前にはバスの運転手さんが、駐車場までの狭い道路をバスで走れるのかどうか実際に確認しにきてくれていた様です。

改めて皆さんの心配と気遣いの中で成り立った授業となったと実感しています。ありがたいですね!


さて、登るときは大変苦労したズリ山ですが、下りは森林公園側からなので、森の中を通る快適な環境。

日陰で通路も柔らかく爽やかな雰囲気で、子どもたちも「マイナスイオン!」と喜んでいました(朽ちた階段には苦労していましたが)。

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そして最後はバスに戻って学校へ。

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私のスマホのアプリでは、歩数が7,000歩弱、高低差が約150mとなっていました。万字炭鉱に着いて、生徒全員がズリ山を登って降りてくるまでで大体70分ぐらいと、当初想定よりは時間がかかってしまいましたが、暑すぎさえしなければ丁度よい運動量だったのではないかと思います。

ちなみに、前回は発見できなかったのですが、今回はこの様な遺構も見つかりました。

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(子どもたちは建物に近づいていないため、上記画像提供は炭鉱の記憶推進事業団 北口事務局長より)

木々の葉が落ちる秋だったり、雪解け後の春先だったりすると、今は見えないものも見えるようになり、もう少し炭鉱遺構を発見できるのかもしれません。

きっと万字炭鉱も、まだまだ見どころがありますね。


今回は9時に学校を出て、12時に戻るというスケジュールだったため、まずは実際に炭鉱の雰囲気を感じてもらおうという企画でした。

記録的な暑さが想定外でしたが、小中学校において、この様な地域教育は取り入れやすいのではないかと感じます。それも「炭鉄港」が日本遺産になり、報道等でも「炭鉄港」の言葉を目にすることが増え、学校現場でも岩見沢が歩んできた歴史の一端として学びやすくなってきたと思います。

ただ、学校の先生も通常の仕事だけでも大変なボリュームを抱えている中、ゼロから新たな授業づくりをするのは大変なはず。それを考えると、私達も出来る範囲で協力し、ぜひ、地元の子どもたちが、自分たちの地域の歴史等に関心を持ち、少しでも誇りや愛着を持ってもらえることを目指して行きたいと思っています。

その様なことで、明日はJCの後輩経由で依頼された、別の小学6年生の授業のフィールドワークをお手伝いしてきます。ぜひ、炭鉄港を身近に感じてもらえたら良いな。

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