〈平成30年7月26日〉
ふと新聞で目にした自前のテント劇場で全国を旅している「劇団どくんご」が岩見沢駅東市民広場で公演を行うという記事。
それがどんな劇団かも全く予備知識がないまま、せっかく岩見沢に来てくれるのだから!と、予定が空いていたのですぐに予約してみました。
その公演は7月21日(土)の夜。
自分自身、その告知の何に惹かれたのかも良くわからず、でも心のどこかで演劇をしながら全国を旅して廻るということに強い憧れを感じたのも事実。見事な無いものねだりですが・・。
あっという間に当日を迎え、その日は妻と娘を誘って小雨が降る中、歩いて会場へ。
駅から向かうと、すでに数人が並んでいる状況。
インターネットで事前に調べた情報では固定ファンが相当数いる模様。またその演劇は何か明確なストーリーがあるわけではなく、単発のショートステージがいくつもテンポよく展開されていくもの。
開場は18:30
我々も開場時間に間に合う様に早めに行ったので、少し並んで間もなく中へ入ることになりました。
その公演の内容は・・・
本当に明確なストーリーが一切なく、コメディーなタッチとアーティスティックは部分が入り混じり、とても不思議な世界観がありました。
また少人数で切り盛りするステージは、それぞれが演者と裏方の何役もこなす。その場面転換等の作業も演じる流れの一端的で見事なもの。
内容も、その様な一連の切り替えの流れも、しっかりと訓練された動きと見え熟度の高さを感じることができました。それらも一つの感心事で楽しませていただきました。
尚、写真撮影はOK、動画はNGというご案内。
ステージを見ていると写真を撮ろうと思う間もなく時間は過ぎ去っていきます。時間にして約2時間。
公演終了後、自由参加の打ち上げと称したものがあるらしく、そこもぐっと惹かれたのですが、息子と合流して遅い夕食を食べる約束をしていたので断念。
きっと演者と観客の垣根がなく、魅力的な時間になったのだろうと想像します。
ちなみに、この時の観客はほとんどがリピーターで、「初めての人?」という質問に手を上げたのは我々3名を含めても片手少々と言った感じでした。
このどくんごの事を色々とインターネットで調べると、とても面白いエピソードを知ることができました。あらためて再度近くで公演される機会があれば見てみたいと思ってます。
この公演終了後、我が娘にも「こういう道も良いよね」と話しています。いつも言っていることなんですが、一度の人生、もし自分自身がやりたいと強く想うことがあれば、それを突き詰める日々は幸せなこと。その熱中したものに真摯に取り組む姿勢は、これからの時代においては収入がどうのということよりも優先して良いことの様な気がしています。
私自身、この劇団どぐんこは、そんな価値観を体現している様なことを勝手に想像して興味を持ったのだと思います。
ただ、ステージはその様なことも全て超越していた様な気もします。
あらためて興味を持たれた方は、こちらの公式サイトから近づいてみては如何でしょうか。