岩見沢の降雪量を見てみると

〈平成29年2月11日投稿〉

岩見沢の異様な小雪傾向の中、全国ニュースでは大雪の被害が報道されています。

以前、Green Artistさんの投稿で、岩見沢では観測史上4回、年間積雪量が5mを下回っていることを知りました。そこであらためて色々と調べてみると、昭和38年にも似たような状況があり、岩見沢の降雪量は僅か433㎝でありましたが、本州などは大雪となり「三八(さんぱち)豪雪」と命名されているほどの気象状況だったことがわかります。その事から、今年も普段降らないところが降り、降るべき岩見沢が降らないという稀有な状況が再来していると連想してしまいます。

市民生活的には非常に楽で良いのですが、様々に影響する市内経済循環にとっては、懸念すべき事態とも言えます。何事もほどほどである必要性が身にしみます。

そこで過去の傾向が気になって気象庁の「年ごとの値」を調べてみると・・。

岩見沢過去の降雪量

年間降雪量が5mを下回ったのは4回ですが、10mを上回ったのも4回ありました。そしてグラフにしてみると、岩見沢は大体年間7mぐらいの降雪と言われていますが、思った以上に大きな波があることに気づきます。1961年から1965年は5年間の間に、10m降ったかと思えば4.3mになり、またまた10m降るというジェットコースターのようなデータになっています。ちなみに私が生まれた1970年は過去最高の降雪で11.1mも降っているのですが、両親から「あんたの生まれた年は雪が多い年だった・・」とは聞いたこともありません。不思議なものです。

 

ちなみに、気象庁のデータにはかなり詳しく他の数値も載っているので、何か他のデータと降雪量に関連性を見出すことができないかと頑張ってみたのですが、私の素人解析では雷発生日数も年間日照時間も平均気温もその他諸々を含め、降雪量との相関を見つけることはできませんでした。

それほど、雪がどれぐらい降るかは、お天道さまの気まぐれということでしょうか。

朧気な記憶では、毎年毎年雪には悩まされていて、ほぼ同じぐらいの降雪量かと思いきや、結構なバラつきがあって驚くと共に、人間の記憶や感覚というのもあまりアテにならないことも感じます。

とは言え、どなたか鋭い方がいれば、気象庁のデータから関連性を見つけ出し、岩見沢の降雪予報精度を向上できるかもしれません。お時間ありましたら、このデータとにらめっこしてみては如何でしょう。
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/annually_s.php?prec_no=15&block_no=47413&year=1963&month=&day=&view=

 

ちなみに、先日もご紹介したGreen Artistさんのブログでも非常にためになる情報があります。