総務常任委員会他都市調査 ③古賀市

①鳥栖市 / ②佐賀市 より続く)

今回の総務常任委員会の他都市調査では、副委員長として調査先を精査させていただき、無事3市に受け入れていただくことができました。スケジュール的にもそれなりにタイトで、1日目に直行便で福岡空港へ到着するなり鳥栖市へ移動して調査。2日目は佐賀市を視察後、福岡市へ移動。3日目の朝から古賀市を調査させていただき、そのまま空港へ。というスケジュール。これで2日目の午後にもう一箇所調査を受け入れていただければ、少ない移動距離を活かした濃密な他都市調査とできたのですが、2日目の午後に、受入可能で適切な調査対象を見つけることが叶わず、3都市の調査となっております。

その最終日は総務常任委員会の所管の一つである教育委員会管轄の視察とさせていただきました。

その理由は「日本一通いたい、通わせたい学校をめざす取り組み」を進めている古賀市に魅力を感じたためです。

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古賀市のwebサイトでも、中段にあるように大きく「教育に力をいれてます」と記載されるあたり、相当に力を注いでいることがわかります。

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当日配付された資料には23項目が羅列されておりましたが、その一つひとつは目新しいものや特筆すべきものは少ないのかもしれません。しかしそれだけの事を全市を上げてできている事が何より凄いことなのだと感じました。


中でも特徴的なのが、、

小学校低学年少人数学級対応講師配置

中1ギャップ対策講師配置

・中学校部活動外部講師派遣

心の教室相談員配置

学習サポート(学習支援アシスタント配置)

特別支援教育支援員配置

小1プロブレム対策学級補助員配置事業

・ソーシャルワーカー配置事業

小学校学力向上支援対応講師配置

・小学校キャリア教育事業

・適応指導教室スクールカウンセラーによる巡回相談

等々を始めとし、かなりの人的支援をしていて、説明の中では市費による多様な人材配置に65名、1億2千万円を使っているという事でした。

DSC_1544他には高等学校等進学支援金支給制度があったり、古賀市民小・中学校聴講生制度推進事業(市民の希望により、学校の教育活動の一部、又は全部を聴講生として児童生徒と共に学習する場として提供。)があったり。

また、土曜授業も展開しているのですが、これは学力の向上を目指すのが主目的ではなく、できるだけ体力向上や地域活動にむけるという意向で展開しているとのこと。(体力と学力の相関が言われる中、特に北海道の子ども達の体力&学力水準を考慮すると、この土曜授業の考え方は非常に共感を抱きます。)

更に特徴的な事として、「こしぼねタイム」という取り組みが全市的に行われています。

そして、特色ある学校づくりに一校あたり10万円の予算がついており、学校ごとに適した異なる内容の事業が推進されています。

一例としては、地域の豊かな自然への理解を深める活動であったり、他国との交流を通して、国際感覚を養う活動、コミュニケーション能力向上のための活動、900人の全校合唱を創り上げ、感動を共有する活動など、その裁量は各学校に委ねられているのです。

これら様々な多様な施策が溢れる中で、学校現場から困惑や反発の声がでないのかをお伺いしたところ、教育委員会の窓口が教員出身であること、また各学校との丁寧なフィードバックの中で少しずつ創ってきたものなので、意思の疎通が図られていて、十分に効果を発揮しているとのことでした。

中でも特筆すべき事項として、全国学力・学習調査結果において、人の気持ちがわかるような人間になりたい、人の役に立つ人間になりたいなどの分野の項目において、非常に高い伸びを見せてきたとのこと。時代的に単なる学力の向上を目指すより、その根幹として必要な自己肯定感や利他的精神が養われていることに感慨深いものがあります。

本来目指すべき教育をしっかりと取り組まれていることに敬服しました。各説明や質疑応答が終わった後、あらためて「日本一通いたい・通わせたい学校を目指す取り組み」というフレーズや、webサイト上に堂々と掲げてある「教育に力をいれています」という言葉は決してブラフではないことが理解できました。

やはり教育委員会と学校現場との風通しの良さと、様々に多様なトライができる環境づくりが何より大事なことだと再認識をしています。(決して岩見沢の風通しが悪いという事ではありません!)


【番外編】

調査終了後、議場を見せていただきました。

古賀市議会は早稲田大学マニフェスト研究所の地方議会改革度調査で九州一との評価を受けています。今回の視察においても、議長や担当委員長が最後まで同席され、時に説明に加わることも。

終了後に伺ったところによると、議会で他都市から視察に来た際には、自分たちもその様子を視察して吸収しようという心意気とのこと。地方議会改革の進んでいる議会は本当に違いがあります。私たちも頑張らなければなりません。

さて、その様な議会でありますので、議場にも刺激が溢れていました。

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当然、電子化も進み、採択もボタン。(↓)

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一般質問等の資料提示においても、昔で言うOHPで手元の資料が議場前面のスクリーンに投写されるなど、魅力的な設備がありました。(↓)

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システムもそのままLIVE中継できるようになっているとのこと。

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岩見沢市議会においても、地方議会改革が進む様、資質の向上から努力していかなくてはなりません。


最後に、丁寧に対応いただいた古賀市役所担当の皆様、議長を始めとする議会の皆様、この度は本当にありがとうございました。

 

以上、甚だ簡単でありますが、今年度の総務常任委員会で実施した3都市の他都市調査報告とさせていただきます。その根幹の魂の部分はしっかり私の胸の中で熟成させていきたいと思っております。

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