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駒沢跡地の取得について

平成26年12月17日(水)

本日は午前中に所属する経済常任委員会と、同時刻に総務常任委員会が開催されました。

経済常任委員会については、北村温泉と栗沢のクラインガルテンの指定管理者の選定が質問に上がった程度で何ら問題なく終了しました。

経済常任委員会終了後、すぐに移動し、同時開催している総務常任委員会へ委員外議員として傍聴。


【総務常任委員会:駒沢高校跡地について】

ここでは駒沢高校跡地を購入する「財産の取得について」が主な議論となっていました。

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これは駒沢高校の校舎が解体され、更地となった跡地約13.9haを2億円で購入しようとするものです(屋内練習場と野球場の2施設は緑陵高校が継続活用する予定)と。

私としては、市内にこんなに市所有の土地が余っている状況において、何故2億円もの支出をして13.9haの広大な用地の取得を行うのかに疑問を持っています。この件に関しては、様々な機会において複数の議員が質問をしている通りです。(本会議議事録等をご参照ください

この土地に関して、今後の岩見沢にとって有用な使い道があるのならば、その購入も致し方ない部分でありますが、残念ながら現状における市側の答弁は明確なビジョンを示すに至らず、購入後にしっかりと計画を策定するというものです。

ただ私自身、駒沢高校が膨大な費用(4億円程度と想像されます)をかけて校舎を取り壊し、更地にまでした後の話であり、水面下では平成25年1月頃から継続検討されてきたことらしいこと、また、購入価格としては適正であるとの認識があります。(経過について

であるからには、岩見沢の将来に期待の持てる「種地」としての位置づけに無碍に反対するものではありません。

それだけに時折話題にのぼっていた「学校給食共同調理所」や「生活道路」を新設するということには反対の思いがあります。特に道路を一本追加することにより、一部地域の方々の交通の便がよくなることは事実ですが、それにより13.9haの広大な土地が南北に分断されること。また、給食センターをつくるとなってもそれは残りの用地の有効な活用を妨げることにもつながってしまう恐れがあります。何より、給食センターは一度志文の市所有地で決まっていたものが、この駒沢高校の土地購入構想が浮上した時に、計画を変更するという流れが出たものと認識をしており、実際の建設には市有地の志文でも支障がないのではないかと考えています。

簡単にいうと、この場所は岩見沢ICも近く、やりようによっては地の利を活かせる可能性が高い場所で、その環境において13.9haの広さはメリットになり得ます。一番良くないのが、安易な切り売りやビジョンの無い突発的な虫食いの様な使い方により、将来に渡ってこの広大な用地の活用をスポイルしてしまうこと。

それゆえ、そのような可能性を縮めてしまう計画にならない事を”前提”に取得に賛成するというスタンスを持っています。

将来のための「種(タネ)地」としてという取得が果たして適正かどうか。そもそも、他にも様々に我慢しなければならない経済情勢下において、現時点では明確な投資となり得ない2億円の支出がどうか?との揺れる思いが残っていますが、前述のような経過において、今後に夢を見られれる余地を期待すると共に、私自身、今後の活用にも高く意識を持って行きたいと考えています。