熱中すること。

[平成27年2月16日投稿]

非常にお恥ずかしい話ではあるのですが・・。

先日、事務所開きをしていただき、その後、数件挨拶廻り等へも伺わせていただいているのですが、この土日の週末は完全オフにさせていただいて北見へ行ってきました。

それはまさしく怒濤の41時間。

この時期ゆえ、後援会で力を貸していただいている方々を尻目に、家族の事で時間を使うのがなんとも心苦しい状況であります。そのせいかどこか自身の集中力もたりず、何となく日々焦りが垣間見える状況です。しかし、私の今後のスケジュールを勘案すると、今年から息子が真剣に始めたスノーボードレースにおいて、恐らく今回が今シーズン”最初で最後”の息子の公式戦観戦チャンスになると思い、無理して、、でも、とても楽しみにして行ってきました。


土曜日は深夜3時半に家を出発。

道中、私は財布を持っていない事に気がつき、妻は携帯電話を忘れた事に気づく。あげくにレース直前、息子は痛めた足首のテーピングを忘れた事に痛みで気づく。

午前中はパラレルスラローム。

先週ボロボロの結果だった悔しさから、なかなか気持ち入った滑りで公式戦初優勝。 (とは言え、あくまで14歳以下のユースクラスで、レベルも層の厚さも胸を張れるようなものではありませんが、子ども達にとっては非常に貴重な経験になったと思います。)

そして午後のジャイアントスラロームの2本目。気負いすぎもあったか、ビデオ撮影する我々のすぐ近くで大転倒。 すぐに市内の病院へ救急車で搬送。

結果、右肘脱臼で全身麻酔にて修復。

よって、北見の病院で一泊入院。今シーズンは必然的に来週の全日本選手権北海道地区予選を待たずに強制終了となりました。

それでも、担当の看護師さんから『処置の緊張を和らげるために話しかけ、「将来何の仕事したいの?」と聞いたら「プロボーダー!」と答えてました。痛い思いをしてる最中なのに。』と聞いてちょっと頼もしく感じた次第です。

まぁ、非常に残念な幕切れでありましたが、今回の一番の収穫は、同じ中学1年生の3人がライバルとして出会いました。

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それぞれ、私が学生時代からお世話になっている方のお孫さん、私と一緒にスノーボードを始めた長年のライバルの息子さんで、網走、旭川、岩見沢という地域に住んでいます。 

この3人がなんと、それぞれ行われた3種目で1つづつ優勝。そして仲良しに。。

また来年が楽しみです。

ただ、ユースクラスというのは14歳以下なので今年で卒業。来年からは高校生と一緒にジュニアクラスになります。本人的にはユースクラスで一度全日本で高成績を出しておきたかった!という淡い妄想があったようですが、最初から上手くいくのは決して良いことだけではないので、親としては一つひとつの苦労を乗り越えながら、のんびり行って欲しいと思ってます。

何より、この様な身近なライバルがいると、スポーツは俄然面白くなります。お互いに意識しあい、負けたくないという意思が自分を高める行動に繋がります。何より、より熱中し、自然に努力することに繋がります。

以前、この投稿でも熱中力というものがとても大事だということを投稿させていただきました。https://hiranoyoshifumi.jp/2014/03/31/2877

子ども達にはゲームやインターネットに時間を費やすのではなく、こういった活きた時間の中で一喜一憂して成長していって欲しい。そんな風に思っています。残念ながら(?)我が家はあまり勉強が得意ではありませんが、むしろ少しぐらい勉強が出来なくても、自分が熱中できるものを持ってる方が幸せなのではないかと思っています。

何せ、私が学校の勉強を苦手とし、ひたすら自分の好きなことばかりをやって来たので遺伝子的にも仕方がないのだろうとも思っています。また、良い学校に入って、大きな一流企業に就職するということが決して人生の成功とは言えない時代になってきていますし、少しぐらい勉強ができなくとも、逞しく、自分で人生を切り開いていける大人になってもらえると良いなと思ってます。

そんな面でも楽しみが増えました。。


10960160_804194289658887_8701621347302599998_o全日程終了後、、道東の強烈な暴風雪にみまわれ、近郊の国道、道道が次々と閉鎖される情報に見回れる中、何とか夜遅くに無事に帰宅。 (右画像は翌朝の9時現在の通行止めの様子。こうなる前に戻ってこれて幸いでした。)

ところが、家で車から荷物を下ろすと、大きなバッグが1つ無い。どうやら散々救急等に伴い迷惑をかけてしまったホテルに忘れてきたらしい。 ホテルに電話をすると、「あぁ!平野さん!」と言われた模様。最後までお騒がせで何とも情けないお話し。

 

***

つい先ほど、両親に言われました。

「あんたの家は、何か大きな出来事があると必ず誰かがケガをする。」「余裕が無さ過ぎる」と・・。

実際、私も結婚が決まって、一緒に住み始めた時に妻が足を骨折。

結婚式の直前、スノーボードのレースで、長野での全日本、アメリカUSオープン、青森FISレースだったか(?)と3週間連戦して、最後の長野のメーカーキャンプで手の甲を骨折。結婚披露宴と新婚旅行でギブス姿で過ごしたのは私でした。

今回は私の選挙に向けたせわしなさと心の余裕の無さが家族全体に波及して息子が怪我した?かと思うと何とも心苦しいのですが、人生、原則全てのトラブルは良い方向へ向かう軌跡になりますので、この脱臼にも必ず意味があるもの(笑)と思って前向きに考えます。

息子も利き手が使えず、左手を練習するということは、右脳が発達して天才に近づく大きなチャンスだ!と言ったら、まんざらでもない様子・・(笑)

意気消沈しているかと思いきや、早速ボードの本を見ているあたり、心が折れてはいない模様です。

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この様なおっちょこちょい&ドタバタ家族にてこの度も関係各位には大変ご迷惑をおかけいたしました。明日からは気持ちを落ち着かせ、冷静に行動ししたいと思う次第ですが、何せ、日頃から自分のキャパを越えて暮らしていますので、どうしてもドタバタ気味の人生です。

その時その時で自分のスイッチを切り替えて、パブリックな自分、プライベートの自分をコントロールしながら何とか前進していきたいと思っております。

また、できるだけ周囲にご迷惑をおかけしたくないと思ってはおりますが、この様な状況ゆえ、もしかけてしまった際には、長い目でそれ以上のお返しができるように精進してまいります(汗)

どうか温かく見守っていただけると幸いです。

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