〈令和4年5月9日投稿〉
GWの開けた本日、昨年10月末に「万字ズリ山愛好会」発足をイメージしつつハイクしたメンバーと、再度登頂してきました。
今回は、やはり行政の担当の方々にもここの魅力と可能性を再確認していただければと思い、市役所と空知総合振興局の各担当様にお声がけさせていただいたところ快く参加してくれました。また、本年4月より新たに赴任された地域おこし推進員のお一方も参加してくれ、結果、総勢10名での現地調査的散策となりました。
皆様お忙しい中、誠にありがたいことです。
その雰囲気はチラリと触りだけですが、youtubeショートに上げさせていただきました。
このような産業遺産的なものは、ただ古いモノがあるというだけではなかなか魅力を感じることができませんが、その背景にある歴史や文化を知ることで一気に理解が進み、地域の価値を再認識することができます。自分達の地域の魅力を発見するために必要なことは「まずは知ること」から始めなくてはなりません。そのためには、一人でも多くの方に知ってもらえる環境をいかに作り出していけるかが大事。
せっかく炭鉄港が日本遺産になったこともあり、これを活用しない手はないと思うのです。
馴染みがないとつい「日本遺産なんて・・・」「炭鉄港なんて・・・」という発想になってしまうかもしれませんが、この炭鉄港には幕末の薩摩藩から世界に追いつく産業革命、戦前の富国強兵に伴う工業化、そして戦後の怒涛の高度経済成長とエネルギー革命による地域衰退と過疎と長いスパンのストーリーがあります。
良いことばかりではなく、ネガティブなことを含め、一度しっかり見直すことがこれからの未来につながる一手となりうるもの。
現実として、この地域が日本の発展を支えたエネルギーを輩出し続けたこと、そこには多くの人々の営みと活況があり、また、国策に翻弄されて今があり、一足先に強烈な人口減少を経験している地域として、未来に学ぶべき背景が存在します。
ぜひ、これらのストーリーを今一度かみしめながら、自分達の足元を踏みしめ、そして未来へと踏み出していかなくてはならないのだと思っています。
そのような背景も踏まえつつ、まずはこのエリアに親しんでもらいたいという願いも込め、万字ズリ山愛好会を発足すべく準備が進んでいます。詳細についてはまたご報告させていただきます。