本格的な冬の到来となりましたね。

〈令和2年12月2日投稿〉

昨日から雪が降り出し、今朝の8時時点であっと言う間の積雪68センチ。

128747875_3494252033976988_6876993821088121008_o

今年は岩見沢近郊に大雪をもたらす村松バンド(リンク先は日本気象学会の村松照男氏の論文)の当たり年になるのでしょうか。何事もそこそこがありがたいのですが、自然は人間の都合はお構いなしですよね。

雪が多いと住民も大変ですが、直接除雪作業等に従事される方々にとっても過酷な環境となります。お互いに思いやる気持ちを大切にしていきたいものです。


思いやりといえば、新型コロナウイルスの影響で忘年会シーズンを迎える飲食店も大打撃のことと思われ心配です。交通や観光関連も心配です。更にそれらの影響は様々な分野に波及していることと思います。

これらの動きと相反するところで日本各地で医療崩壊も囁かれつつあり、医療に従事する方々をはじめ、本当に心配な状況となってきました。これは一部で言われるように無症状者が増えていることもあり、感染症分類を引き下げることで解消されるものか、果たして今後、大規模なパンデミックが発生したらどれほどの状況となるのか、今後流通するワクチンは安全で効果的なのか・・・やはりわからないことだらけです。

この状況を俯瞰してみると、経済と健康という相反する要素に明確な正解を見つけることは私にはできません。GOTOを始めとする国の施策も、TV番組等で言われるような一方的な悪の視点では抜本的解決に至るとは思えず、本当に心苦しいところです。

国や地域にお金があれば、ロックダウンして感染を抑制し(憲法で保証された基本的人権と公共福祉の解釈が別途必要かと思いますが)、経済低迷、困窮にはしかるべき社会保障を・・・となるのでしょうが、我が国の現状でそれができるとは思えません。

磯田道史さんの「無私の日本人」という著書(映画でのタイトルは「殿、利息でござる!」)にある通り、もともと日本の庶民は経済的に苦労してきた時代が多く、江戸時代も重い年貢と藩の政治に庶民は翻弄されています。経済的な視点だけで行けば、バブル期を始め1億総中流と言われた時代が極めて稀な環境であったのかもしれません。今、この日本は少子高齢化と人口減少の影響が顕著に出始め、格差社会の到来が進み、近い将来、厳しい時代が訪れるのではないかと心配しています。

現在、盛んにMMT理論(現代貨幣理論)なども出てきていますが、この世界中が繋がる状況下において、各種自給率が著しく低い日本に「打ち出の小槌」があるとはなかなか考えにくく、今後、世界各国に相対する日本経済は、やはり苦しい状況に陥るのではないかと想像しています。

そのような中、適度な心配をしつつ、最終的には一人ひとりが自分の考えを持つこと、またお互いの考えを尊重することが重要になってくると思っています。


さて、本日より日の出の雪堆積場が稼働開始したようで、いよいよ本格的な冬の季節となりました。3月の春の兆しまで3ヶ月ちょっと。

ここはひとつ全体的な広い視野を持ちながら、持ちつ持たれつ、周囲と助け合いながら冬を楽しみ、温かい春を心待ちに過ごせることを祈ります。

*除排雪に関しては、ぜひこちらの投稿も御覧ください。
https://hiranoyoshifumi.jp/2016/02/02/7094

ちょっと投稿は古いですが、基本的に現在もそのまま通用することと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください