市役所庁舎はどうあるべきか?市民クラブシンポジウム〈報告④〉

報告③より続く

前段の情報提供が終わり、いよいよステージセッションに移ります。

ステージセッションは、こちらが提示する問に関して、手元のホワイトボードに記号やキーワードを記載していただき、その理由等を語ってもらうという手法で行いました。

今回協力をいただいた市民の方は以下の4名の皆さまです。

・佐藤恵三氏(北海道教育大学岩見沢校同窓会顧問)
・楠 幸一氏(岩見沢市農民連絡協議会委員長)
・松本雄介氏((一社)岩見沢青年会議所理事長)
・箕島千絵氏(岩見沢市PTA連合会副会長)

そして、当市民クラブからは庁舎検討部会の3名、太田博之、篠原藤雄、豊岡義博が登壇し、私が進行役を務めることとなりました。

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一つ目の問いは、今回の議論の根幹でもあると認識している合併特例債を活用するか否かの部分。

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前項までの事前情報提供でも重要視していた事で、有利な起債である合併特例債を活用しようとすると、かなり議論の幅が狭まってしまうが、それでも大急ぎで建設するほうが良いと考えるか、目先の財源より、長期的な視野に立って今後の岩見沢のあるべき姿から議論すべきであるかという様なニュアンスの選択をしてもらいました。

事前アンケートでもほぼ均衡していた意見ですが、今回のステージセッションでも同様で、やはり2分する結果となっています。

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これは会派の中でも同様で、私自身、明確にAかBかと問われれば、竹を割ったような答えができずにいるのが現実です。(上画像中のA:Bに関しては、我々議員サイドは参加者の意見が偏った場合に、自分の意思と反してもあえて逆意見を述べるという約束ごとを設けてありました事をご了承下さい)

しかし、この選択はとても重要なことと捉えていることもあり、今回は来場いただいた皆様にも意思表示をしてもらうこととしました。

意味合いとしては、トークセッションの一番最初に意思表示をしていただき、議論が深まった最後にもう一度意思表示をしていただき、その変化の様子を確認したいとの想いがあったものです。

下の画像は顔等がわからないように加工させていただいていますが、赤が合併特例債を活用して即急に建設した方が良いと考える方。青がじっくり議論した方が良いのではないかと考えている方です。白は現時点では判断できずという方になります。

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今回の最初の結果としてB:青のじっくり議論の方が多い傾向がありました。

最終的にもう一度お伺いした時にはBの数は変わらなかったものの、白だった方がA:赤に変化した方が数名いた状況だったことを補足します。

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問2として、合併特例債を活用して即急に建設しようと考える場合、最も重視することは何?という問いかけをしました。

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意見としては駐車場、公共交通等の物理的な事から利便性に関すること、市民との対話などという意見が出て共感を得ていました。

 

次の問は問2とは逆に、焦ること無くじっくりと時間をかけて場所や機能等から議論する場合、最もメリットとなるのはどんなことと思いますか?という設問。

それぞれにコンパクトシティの推進、多機能化等、それぞれに色々な意見が出てきます。

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また、他にも「現在新庁舎建設の計画が進んでいる中で、現在あなたが心配していることは何ですか?」という設問に対しても、市民の声が届かない、単発になってしまう、建設のコンセプト、目線がわかりづらい等々の意見がでました。

途中、会場からの問いや意見等を付箋に記載してもらって集めさせていただきましたが、本当に多くの意見が出て、このような設えの中でご来場いただいた多くの皆さまが何らかの意見を持ち、それを伝えにきてくれたことを感じます。

また会場からの問で、現在の市役所庁舎に対する不満は?というものがあり、それも議論の対象とさせていただきました。

そこで「なるほど!」と共通の認識に至ったものの一つが「特にない」というものであり、それこそ日頃から用事がなければ庁舎に行かない多くの市民からすると、現庁舎になんらかの不満等があるわけではないことも浮き彫りになりました。

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限られた時間でもあり、また非常に難しい奥深いテーマゆえ、モヤモヤしたままでの終了となりますのは当初申し添えさせていただいた通りの結果となりましたが、あらためてステージセッションとしてとても多様な意見を聞くことができたこと。また、来場者アンケートにも非常に多くの記載をしていただいたことは価値の高い事業であったと認識しています。

ただ、事が未来予想等を含むものだけに、少しの議論で明確な方向性を導けるものではありません。しかし多くのアンケートに来てよかった。とても有意義だったという意見を拝見すると、どの様に進んだとしてもプロセスを踏まえた対話が必要なことを強く認識するに至りました。

 

また、先日(8月17日)には、市議会新庁舎建設特別委員会がありました。
(その時の資料:http://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/media/k2/items/book/%E6%96%B0%E5%BA%81%E8%88%8E%E5%BB%BA%E8%A8%AD%E6%A4%9C%E8%A8%8E%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A%E8%B3%87%E6%96%99%EF%BC%88%EF%BC%A1%EF%BC%93%E7%89%88%EF%BC%89%E2%80%BB%E7%AC%AC%EF%BC%95%E5%9B%9EHP%E5%85%AC%E8%A1%A8%E7%94%A8_170818022413.pdf

この委員会でのやり取り等は後日記載させていただきたいと考えておりますが、あらためてこのようなシンポジウムを経て、個人としても会派としてもより深い悩みの階層に入っていると感じています。

 

私個人の見解として、今、決めていかなくてはならないことは二通りです。

 

・現在、市役所に来庁する市民は限られていること、少なくとも現状の庁舎に不満を持っている市民も少ないこと等を考慮すると、現在地にて合併特例債を活用し、徹底的な執務機能を重視した合理的な庁舎を建設することが望ましい。

もしくは

・今後訪れる人口減少、高齢化、空き地等の増大等々を始めとする社会環境の変化に備え、例えばコンパクトシティの推進の誘発となるような庁舎づくりをしていくこと。そのための議論に市民と一体となって時間を費やし、未来の岩見沢に誇れる決断を行うことが望ましい。

のどちらかであろうと考えています。

現在のところ、私自身、どちらにウエイトがあるかは明言は避けますが、どちらも正解であると認識をしています。恐らく多くの市民の皆さまも似たような状況であることを踏まえ、私自身の意見を明確に持てるよう、この2つの要素をしっかりと考えていきたいと思っています。

以上、私感を交えての報告となりましたことをご了承ください。

 

尚、この度、市役所でも「市民説明会」を開催することとなりました。

概要は以下の通りです。

非常に告知も弱いため、どれぐらいの市民の皆さまが集まっていただけるかわかりませんが、是非、現在抱えている疑問や違和感、また希望などを持ち寄っていただければ幸いです。

 

***以下、市のwebサイトより転載***

庁舎建設に関する市民説明会の開催について(パブリックコメント等に寄せられた建設場所の比較検討について)

【開催日時及び場所】

・平成29年8月27日(日)14:00から

  岩見沢市生涯学習センター「いわなび」2階研修室

・平成29年8月29日(火)18:30から 

  岩見沢市役所本庁舎3階第1、2会議室

  

※事前申込の必要はございませんので、直接会場へお越しください。

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