3月31日を期限として、岩見沢市議会の改革に向けた意見収集が行われました。
年度末の怒濤のスケジュールの合間を縫って作成していたものの、結局時間が足りず、事務所に籠もって意見書の仕上げを行い、31日(日)の夕方5時に廊下にある意見収集箱に投函。
私自信、非常に未熟ながら、これを機に自分の考えを整理し、こうあるべきという意見を出させていただきました。
その全てをこの場で公開するのは憚られるので、私の考え方の一部を感じていただけるようにA4用紙4枚で提出した分の極一部をダイジェスト的に抜粋させていただきます。
①現状認識と全体的考察
現状において、“議会・議員の活動”と“市民の期待”との間にギャップが存在し、それが世論の評価となることから「議員が多い」「報酬が高い」という意見が出る元となっていると感じる。これを考慮すると、我々議会と市民がそれぞれ役割の定義を共有することが必要であり、そのために我々として何をすべきか、そしてどうあるべきかという根幹の議論をしなければ対処療法的な意味合いが強くなり、より良い改革に繋がらないのではないかと危惧しています。
*それらを整理していくには・・・、
と続き、例えば議会基本条例をゼロから組み立てるプロセスを経る中で様々に整理していくことができるのではないだろうか・・というような事を提案させていただきました。
②議会のあるべき姿、原理原則を考える ~市民の期待を感じるところ~
として、ここでは
1,議会の役割として「行政監視」・「市民のための政策提言」という二つの柱のあり方を再確認すべきであり、特に市民からは政策提言能力の向上が期待されていると感じ、二元代表制の一翼として、自治を担う意思決定機関としての存在価値を求めていくべきではないか。
2,議会の責務として「信託、公共性、公正」と「政治課題の把握と市民との情報共有」という責務の中で、特に情報共有という面で立ち後れ感が否めず、議会のインターネット配信やwebアーカイブなどは速急な対応が必要だと感じる。
3,議員の役割、責務として、信託を受けたものとしての役割・倫理観・責任は勿論、日頃の調査研究を活かし、政策の提案に取り組む意識をもっと強化していくことが重要ではないか。
というような事を記載させていただいています。
③議会のあるべき姿を実現するための考察
市民が心の底から期待するのが「行政のチェック機能としての議会」であれば、定数削減、及び報酬減の議論が急務であると感じます。しかし、私の思いとしては、今後益々難しくなる自治体運営において、前述②のような根幹的要素の強化こそが議会に必要とされている能力であろうと感じています。であるならば・・・、と自分なりの考えを提示させていただいた次第です。
④まとめ
1)岩見沢市議会及び、岩見沢市議会議員としての定義の整理
(市民の期待に応える議会として、どのような役割が必要とされているか。)
2)上記定義の実現に向けた活動の進め方
の二点について提案をさせていただきました。
⑤最後に
ここで、ここまでの持論に対する補足をさせていただき意見書とさせていただきました。
今回提出させていただいた内容が、本当に合っているかどうかは現状ではわかりませんし、自分自身が改革としてこれを全て実践し、成果として形にできるのかというと、それもかなりハードルが高いことは事実です。しかし、議員としての経歴が浅い自分だけに、最も市民感覚に近いものがあると信じているとともに、我々が行政に対して日頃から「対処療法」では抜本的解決には繋がらないという意見をいうであろう事を考えても、やはり私たち自身が目先の対処療法でお茶を濁すべきではないと感じています。
であるからには、まずは正論ありき、理想論ありきでスタートすべきではないかと思うのです。
また、こういうブログ等に記載することで、またもや裏で色々と言われる事に繋がるのかもしれません(笑)
しかし、私も信託を受けた一人として、堂々と自分の考えを述べていく責務があると思いますので、極力自分の心の中を発信していきたいと考えています。(今回オープンにしているのはそれとなしにオブラートに包んでいますが・・。)
まずは今後の議会改革に向けた動きがどうなっていくのか見守っていただきたいと思います。
こんにちは、遅ればせながら拝見いたしました。貴殿の活動に対し応援している一人としての感想ですが、「実践する男」!です。しかし柔軟な議員ばかりではなく、「このヒヨッコ」が的な存在からの意見書は、相当にキツク感じられるでしょうね。出る杭の覚悟は出来ていると思いますが、カンバ!応援してます。周りには沢山いますよ「援護射撃班」
こちらも遅ればせながら・・(汗)
kaniさんありがとうございます。
同じように感じている方もいらっしゃるはずなので、できる事を全力でやっていきたいと思っております。今後とも宜しくお願い申し上げます。。