〈令和元年10月17日投稿〉
平成30年度の決算審査特別委員会に関連して、この様な投稿もしましたが、その流れとして環境部のことも少しご紹介させていただきます。
環境部では①新エネルギー・省エネルギー推進事業に関してと、②ごみ減量化・環境対策について質問をしています。
①新・省エネルギーに関しては、主に太陽光パネルについてです。これは本年9月の第3定例会でも経済産業大臣、環境大臣への意見書として可決された「太陽光発電の適切な導入に向けた制度設計と運用について(内容についてはリンク先をご覧ください)」に対し、市としても何らかの方策を進めるべきではないかとの見解を問いました。
その趣旨としては、太陽光パネルはその寿命が尽きた後、処分するのには有害物質を含有するがゆえ多額の費用がかかると言われていて、適切な処理がされずに不当に放置される懸念が存在します。また、設置・運営においても地域住民との兼ね合い等々が社会問題として散見されるところでもあり、国のガイドライン等の設置を待っているより、市としても何らかの先手を打つべきではないだろうか?という思いからの質問を実施したところです。
そして②ごみ減量化・環境対策の方は、過去3年の推移を見ると、家庭系ごみの総排出量は横ばいであるが、人口の減少に伴い一人あたりの排出量は増えている状況について、既存のごみ減量化等の施策をどう評価しているかを問いました。
もう一つの視点として、プラスティック系ごみの社会問題についてです。
様々な見方があるものの、グレタ・トゥーンベリさんらの言動は社会に変化をもたらし、気候変動等の地球環境悪化が盛んに取り上げられるようになりました。
この二酸化酸素等に起因する気候変動については様々な見方があり、多様な解釈が存在すると認識していますが、海洋プラスティック問題は何一つ疑う余地の無いものであり、なおかつ、私達の日常生活をさほど変化させるまでもなく、一人ひとりの心がけだけで解決しうるものと認識しています。
であるならば、まずはできることとして、プラスティック系のごみを自然環境に拡散しないことが重要であり、その機運を高めなければならないと考えています。
そのためには海外の様に、プラスティックの買い物袋を禁止にするという措置は、物理的なごみ拡散防止においても、また精神的なプロパガンダ的な効果としても有用であると考えるが、即急に市単独で規制を行うのはハードルが高い。しかし市民に対し、意識を共有できるようなキャンペーンを張っていくことは可能なはず。
そのあたりの見解を問いましたが、残念ながら前例踏襲を超えるような答弁にはなっていません。
ただ、このプラスティック系のごみの放置は回り回って自分たち、そして次世代に帰ってくる危険なもの。至極簡単に道端にポイ捨てする世の中に唖然とします。
それがどれぐらいの様子か撮影したものがありますので、是非動画をご覧ください。
そして、少しでもごみを捨てない。また四六時中というわけにはいきませんが、時折、ごみを拾えるような心の準備をみんなで高めていければ世の中は変わっていくのではないかと考えています。
このプラスティックごみは、1年を通して存在するのは買い物系。時期的に大量に川を流れてくるのが農業系と感じています。
どちらもさほど悪気がない中で、「たったこれぐらい・・・」という意識が蓄積し、莫大な量となる事実を想像できない人間の弱さであると思われます。
参考までに春の雪解け時にゴミ拾いをした時の画像を下に貼ります。農業で使用する肥料袋系が目立ち、今年は大量に引っかかっておりましたが、恐らくそれはごく一部。その大部分は海へ流出しているものと想像します。
この様な事態に決してヒステリックに反応することは良くありませんが、まずは周知して共感を広げていくことが大事だと思っています。
是非、ゴミを自然界に拡散しない様な気運をみんなで高めていきたいものです。