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中年の危機?50歳を過ぎて、運動と趣味の大切さを思い出す。〈心身の適度なリセットがとても大事〉

〈令和4年4月15日投稿〉

突然ですが、「中年の危機」という言葉をご存知でしょうか?

ミドルライフ・クライシスとも言われ、いわゆる人生の折り返しとも言える中年期に起こる、”心のゆらぎ”と言えるかと思います。


私自身、これまで家庭やプライベートを二の次にしがちで、仕事や地域活動にどっぷりと浸かり、常に忙しいのが当たり前!という感覚だったのですが、コロナ禍で環境が一変した50歳を機に突然気持ちに変化が訪れました。まぁ、深層心理の中ではずっとモヤモヤしていたものが、突然吹き出た感じなのかもしれません。

その気持と向き合いながら、30代からやっていた白髪染めをひかえてみたり、気がつくとずっと一重だった目が左だけ二重になっていたり(これは単なる物理的な加齢)。また、議員活動と会社員との両立が、時間・体力・精神的にもの凄くキツく感じ始め、かなり迷ったのですが昨年の8月末をもって、お世話になっていた会社を退職をさせていただき、議員活動に集中し、尚かつ自分自身を振り返るための時間を確保させていただいています。

お陰でより「やるべきこと」「やりたいこと」に少しずつ時間を割けるようになっている状況です。


さて、そのような中で、この自身の混沌とした感覚を解消するために、気分転換となる”何か新しいこと”を始めたいと考えました。

その一つとして、これまで蔑ろにしてきた「趣味を持ちたい!」と思って、バイクを購入(原付ニ種110CCのクロスカブですが)し、それを契機に妻も普通二輪免許を取得したりと、ちょっとした環境の変化がありました。

また冬には息子が一生懸命やっているスノーボードのレースに復帰!
今更ながら僅かながらの親子の時間を堪能しています。

まぁ、時間が自由になりやすくなったとは言え、まだまだ心身ともに余裕があるわけじゃないので、練習時間もごく僅かではありましたが、22年ぶりに日本スノーボード協会(JSBA)の会員登録を行い、50歳以上のカテゴリーで、それこそ22年ぶりに全日本選手権出場を目指してみようと考えました(例年は議会開催期間中ですが、今年は道内の名寄市が大会会場で、しかも週末の休日開催だったのです)。

これにはもう一つ目論見があって、どうせなら動画編集をちゃんとできるようになりたい!と思い、youtubeに新しいチャンネルを作って経過を上げていくことに。

そんな新チャンネルも細々とやっておりますが、まぁ、この手の作業も新鮮でなかなか面白いもので、老後に見直すのが楽しみです^^;


その冬の状況については、下記の動画をご覧頂くのが一番手っ取り早いかな?と思います(もし関心を持てましたらチャンネル内の第1話から順に追っていただければ何よりです。所詮ど素人編集のつまらぬものですが)。

https://youtu.be/N2WbQqYxrnY


上記動画内でもお伝えしていますが、結局、練習できた時間は合計たったの14時間。

それでもジョギングしたり自宅で腹筋やスクワット、体幹トレーニングしたりと、万年運動不足からの脱皮ができつつあります。そして「疲れた時こそ身体を動かせ」という言葉がある通り、身体を動かせば気持ちも変化して、色々と新しいチャレンジもできる好循環に至るような気がしています。

これからもやっぱり趣味や運動はちゃんと続けていかなくてはならないですね。


これまで、何事も根を詰めてでもできたのは若かったから!

残念ながら現在は51歳。

今までは、議員たるもの私生活は二の次として、24時間年中無休で活動する覚悟が当たりまえ!と考えていましたが、それでは現実問題、気力も体力も続かない。これからは心身共に明らかな下降線を辿ることとなりますので、ちゃんとバランスを取りながらやっていかないと、本来やるべきことができなくなってしまうと知ることができました。何事もコンディションコントロールは大事だということみたいです。今更ですが・・・。

これが中年の危機・・・、なのか、それともコロナ禍が影響した何かなのか?その詳細はわかりませんが、私にとっては貴重な振り返りの時間と、改めて前を向くための時間をもらっている様な気がしています。

「人間が生きていく中で何が大事か?」

私は「あんしん、あんぜん、幸せ」が根幹なのではないか?と信じています。あんしん、あんぜんは当たり前!でも”幸せ”って色々なことが絡まり合って結構難しい。まちづくりや政治という活動の中で、一人でも多くの幸せを高めていかなくてはならないのに、自分が幸せじゃないと実現なんて出来っこないわけです。

私の現在の年齢として、そんな色々なことを考える機会となった「人生の折り返し」を迎えているという状況なわけです。しかしながら、伊能忠敬だって50歳から高橋至時に師事して天体観測や測量の技術を学び、日本沿海図の作成に多大な功績を残していく。あらためて、”まだまだ人生はこれから!”ということでもあります。人間にとって究極の幸せは、社会のためになることに尽くせるかどうかなのかもしれません。

もうひと踏ん張り気力を高めて頑張りたいものです。