岩見沢というまちの価値を、あらためて考えてみる〈アウトライン〉

札幌に近い。でも依存しなくていい。


ゆとりある空間の中で、健康的で心豊かな暮らしを実現できるまち岩見沢

実は3月議会における代表質問を組み立てる際に、自問自答したのがこの「岩見沢の価値」でした。

※お時間あれば上記画像をクリックしてYouTubeもご覧ください。

答弁、再質問のやりとりを含め1時間40分もの長丁場になりますが、代表質問とは?という部分を含め、お時間あるときにご覧いただければ幸いです。

※読み原稿はこちらで公開しています。
https://hiranoyoshifumi.jp/2026/03/05/17015


私は最近、岩見沢という「まちの価値」を、改めて自分なりに整理していました。

その中で見えてきたのは、岩見沢は単に「札幌に近いまち」でもなければ、「自然が多い地方都市」でもない、ということです。岩見沢は空知の中核都市として、生活に必要な都市機能がある程度そろっていながら、札幌圏ともつながっていて、それでいて暮らしが窮屈ではない。さらに、日常の中に自然や余白があり、健康的で心豊かな暮らしを実現しやすいまちではないかと感じています。

一言で表現するなら、
「札幌に近い。でも、依存しなくてよい。」

この感覚が、岩見沢の大きな特徴なのだと思います。

まず、

暮らしを支える都市機能が完結する

岩見沢は空知の中核都市として、医療、教育、公共施設、交通、商業など、生活を支える機能を一定程度備えています。

たとえば医療では、南空知の中核病院として高度医療を担う市立総合病院(現在建設中の新病院は令和10年開業予定:現在の中東情勢のよる資材不足、物価高騰の影響が新たな心配になってきましたが)をはじめ、地域内に充実した医療体制があります。高校生までは医療費は無料です。また高齢者の方も徒歩や公共交通を利用して地域のかかりつけ医に通うことができます。

教育面でも、進学校としての岩見沢東高校、専門性を磨く岩見沢農業高校、情報を含む多様な学びを育む岩見沢市立緑陵高校といった選択肢があり、さらに北海道教育大学岩見沢校もあります。必要とあれば札幌圏が通学圏として普通に選択肢に入ります。

この様に、公共施設や行政機能も一定程度集まり、日常生活に必要な公的サービスにも比較的アクセスしやすい環境があります。

交通面では、札幌駅へ特急で25分という近さがありますし、道央圏の交通の結節点として発展してきた歴史もあります。公共交通は十分とは言えない面もありますが、それでも市内外への移動は現実的な水準で確保されています。買い物環境や雇用も一定程度あり、現状ではベッドタウンの要素は強くなく、地域の中である程度「自立した都市」であることも大きいと思います。

そのうえで、暮らしに余白がある

私が岩見沢の価値として大きいと思うのは、都市機能があるだけではなく、暮らしに余白があることです。

近郊の札幌市や江別市などと比べても、居住空間にある程度ゆとりを持ちやすい。

庭を持つ暮らしも決して特別なものではありません。週末に庭でバーベキューをしたり、家庭菜園をしたり、家そのものをゆったり過ごす場所として使いやすい。

これは大都市では得がたい魅力だと思います。

また、自然がすぐ近くにあります。

四季を身近に感じながら暮らせること、特別なレジャーではなく、日常の延長の中に自然があることも、岩見沢らしさの一つです。

仕事終わりにスキー場まで車で15分(中心市街地から)という距離感も、その象徴かもしれません。交通の要衝であった立地利便性から、週末の余暇や趣味の活動でも移動しやすい。様々に過剰な時間やお金をかけずに楽しめる。これは、生活の質に直結する価値だと思っています。

健康に暮らし続けやすいまちでもある

もう一つ、見落としてはいけないのが、岩見沢は健康に暮らし続けやすいまちだということです。

ここで言う健康とは、単に病院があるという意味だけではありません。
地域医療体制があること、除排雪など冬の生活基盤がしっかりしていること、自然の中で体を動かしやすいこと。さらに、空間的なゆとりや自然の近さ、四季を感じられる環境は、心の健康にもつながります。

地域のつながりがまだ残っていることや、中核都市として生活サービスが比較的まとまっていることは、社会的な孤立を防ぐ意味でも大きいと思います。子どもから高齢者まで、暮らしを継続しやすい条件がそろっているのではないでしょうか。

また、岩見沢市が北海道大学と進めている「北海道大学COI-NEXT」との健康基盤があり、益々進化していくと考えています。

もちろん、すべてが完璧というわけではない

もちろん、岩見沢が何もかも理想的だと言いたいわけではありません。

公共交通には地方都市共通の弱さがありますし、商業環境も札幌ほど豊富ではありません。豪雪は美点だけではなく、生活の負担にもなります。


ただ、それでもなお、岩見沢には、都市機能・都市近接性・空間的ゆとり・自然・健康的な生活環境が、比較的高い次元で同居している価値があると思うのです。

岩見沢の価値は、「便利さの先に暮らしがある」こと

私は、岩見沢の価値は単に便利だ!ということでも、単に田舎らしさがあるということでもないと思っています。

生活に必要な都市機能があり、札幌圏ともつながっている。
それでいて過密ではなく、自然や余白のある中で、健康的で心豊かな暮らしを営むことができる。

周辺を見渡しても、なかなかここまでの環境はないのではないかと感じています。このバランスの良さこそが、岩見沢の大きな魅力ではないでしょうか。



岩見沢が目指すべきなのは、単なる便利さの追求ではありません。 充実した医療体制、豊かな自然、そして地域コミュニティが緩やかにつながり、誰もが「社会的健康(孤立しない暮らし)」を享受できる未来です。

子どもたちがのびのびと育ち、現役世代が自分らしく挑戦し、高齢者が安心して住み続けられる。市民の皆様には「このまちに住み続ける確かな誇り」として。 移住を検討されている方には「新しい人生の最高の舞台」として。

岩見沢は、みんなで協力しあいながら一生涯の豊かさを築いていけるまちだと思っています。




以下は備忘録がわりに置いておきます。

上記の文面を作るうえで要素を思い浮かべて羅列したものです。見落としている点などあれば、ぜひ教えていただければ幸いです。




札幌に近い。でも依存しなくて良い。
ゆとりある空間の中で、健康的で心豊かな暮らしを実現できるまち岩見沢

「札幌という大都市の機能を活用できる(さっぽろ圏)」と同時に「南空知地域の生活を支えるリーダー(岩見沢市定住自立圏)」という位置づけを我がまちの価値向上に結びつける。

【アウトライン】
・空知の中核都市として生活に必要な都市機能が揃っている
・大都市の札幌圏ともつながっている(さっぽろ連携中枢都市圏)
・それでいて暮らしが窮屈ではない
・日常の中に自然・余白・健康がある
・特有の歴史的背景をもつ(日本最大の石狩炭田の拠点であり交通の要衝)

【都市機能としての魅力】
◇医療
・南空知の中核病院として、高度な医療体制をもつ新病院
・高齢期を見据えても通いやすい充実した地域医療
・高校生まで医療費無料

◇教育
・岩見沢東高校、岩見沢農業高校、市立の岩見沢緑陵高校など多様な選択ができる
・必要とあらば札幌圏へも通学できる環境~多様な選択が確保できる
・北海道教育大学岩見沢校がある~世代交流や文化的刺激

◇公共施設・行政機能
・文化施設、スポーツ施設、交流施設等、一定の公共施設を有する
・南空知の中核都市としての位置づけ(南空知定住自立圏中心市)
・日常生活に必要な公的サービスが比較的利用しやすい

◇交通
・札幌は特急で25分
・道央圏の移動の結節点としての歴史的役割
・市内外への移動が比較的しやすい
・公共交通は十分とは言えないが「なんとかなる」現実的水準がある

◇商業・雇用
・日常生活に必要な買い物環境が揃う(大型店舗、地元商店等)
・雇用も一定程度存在する
・完全なベッドタウンではなく、一定の自立性がある
・外から人を呼ぶ力(観光需要等)が育まれつつある

◇冬の暮らし
・豪雪は長短併せ持つが、子育てや観光、産業においては長所となる
・まち中心部からスキー場へ車で15分~仕事帰りに行ける気軽さ
・質の高い除排雪~記録的な大雪でも暮らしが破綻しにくい

【豊かな暮らし~魅力】
◇空間のゆとり
・近郊都市と比較して地価のバランスが良く居住環境を整えやすい
・居住空間に余裕をもちやすい

◇自然環境
・すぐ近く大自然がある
・四季を密接に感じることができる
・日常の中で自然が近い

◇趣味・余暇
・仕事終わりにスキー場に行ける~中心部から車で15分
・週末にBBQなど庭で過ごせる
・他地域へ移動しやすい~時間やお金の消費を抑えられる

◇コミュニティ
・地域コミュニティがまだ残っている
・人とのつながりを持ちやすい一方で、一定の自立性もある

【いつまでも健康に暮らせるまち】
◇身体的健康
・医療体制の充実
・北大COI-NEXTなど健康経営都市としての基盤がある
・除排雪等の生活基盤がしっかりしている
・自然の中で身体を動かせる~スポーツや散歩などの活動も参加しやすい

◇心の健康
・空間的ゆとりがある
・自然に触れやすい
・四季が身近

◇社会的健康
・コミュニティとの接点~孤立しにくい
・中核都市として生活サービスが確保できる
・子どもから高齢者までが暮らしを継続しやすい

【外から人を呼ぶ力】
・空知ワインの可能性
・農業のポテンシャル
・日本遺産「炭鉄港」の深化
・豪雪目的のインバウンド等の可能性

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