〈令和7年12月30日投稿〉
さっき、今年最後の投稿をしたつもりだったのですが、雪のことも書いたので曖昧な感じで終わらせるのもどうかと思い直して、過去の少雪の状況と比べてみようと思います。
まず1シーズンの累積降雪量としては、
令和6年が666cm
令和5年が603cm
令和4年が611cm
令和3年が669cm
令和2年が944cm
でした。令和2年を除くと、平均は637cmとなります。(すべて岩見沢市の雪情報から抜粋)
では観測上、最も少ない年は?

表のように、1959年は327cmしか降っていない状況。
雪の降り方にもよりますが、シーズン500cmを切ると体感的にかなり除雪作業も少ない気がしますね。
ちなみに、今年は11月から12月26日までで、すでに164cmも累積降雪量があるんです(岩見沢市の雪情報より)。
今年は雪が少ない感じがしますが、結果としてはそれなりに降雪があるけど暖気で融けているということになりますね。

今年の12月26日の段階ですでに164cmということは、単純に直近平均の637cmと比較すると、あと473cm降れば春が来るという感じ?しかし、この後の2週間予報を見てもまとまった雪は降らなそうなので、今年は累積降雪量自体が少ないと考えるのが正しいような気がしています。
ただ、気温はかなり違います。
上記表で12月の最高気温平均が2.6℃、最低平均が-3.5℃となっていますが、観測最低降雪量の1959年は12月の最高気温平均は-0.8℃、最低平均が-7.4℃なので、今年の12月はかなり暖かいことがわかります。
参考までに直近10年はこんな降り方です。
〈10年平均で662cm〉

最も降雪量が多い順にならべるとこんな感じでした。

最も多い11.12mも降った1970年は私の生まれた年です。
直近で大雪となった2012年は、私自身が建設業で除雪の工区責任者をしていたので、そのときの記憶を辿ると、、、
累積降雪量が10mを超えると自然積雪深も2mを超、途端に雪の堆積場所が満杯になり、道路の雪壁が高くなり・・・。
そしてその様な「ひたすら雪が多い」がゆえに何とも出来ない。という物理的事情を無視した苦情の電話が鳴り止まない状況を思い出します。
除雪作業に従事される皆さまに心から敬意を表します。
岩見沢市以外の観測データは気象庁のものです。下記より辿れます。
じっくり御覧ください。