AI続きですが、行政もこの恩恵をしっかりと享受すべきと考え、ガイドラインの策定等について決算審査特別委員会で質問をしています。

〈令和7年6月7日投稿〉

現在の生成AIの恩恵は行政の仕事においても、かなりの効率化を促すものと考えます。しかしその反面、やってはいけないことなども明確に存在すると思われます。よって、令和7年度の予算審査特別委員会において、市の今後の取り組み状況について確認したものです。

以下、議事録を転載します。

◆委員(平野義文君) それでは、同じく126ページのスマート・デジタル自治体推進費に関連すると思うのですが、これ、昨年の所管事務調査でも触れさせていただいたのですけれども、現在、生成AIの進化が非常にすさまじくて、私自身も随分と助けられているという実感があります。これ、行政業務においても各種作業の効率化とかコスト削減が可能になることから、岩見沢市役所でも、やはりこれは積極的に取り入れるべきものだなというふうにも感じているのですね。ただ、その反面、個人情報を含むデータはAIに学習をさせないようにするとか、あと誤った情報が混在するとか、あとはAIの判断に依存し過ぎないとか、いろんなメリットとリスクをバランスよく管理をすることが非常に大切だというふうに感じています。
 よって、行政運営の効率化を考えると、積極的に取り入れる必然性があるものの、重大なものを含め一定のリスクが発生をすることから、活用には明確なルールとか、すなわちガイドラインの策定とか、あとは利用にはコツが必要だったりもするので職員研修の機会など、そういったものが必要なのではないのかなと思うのですが、現在、岩見沢市としてどのように取り組まれているのか、また、今後どのように取り組まれていくのかというところについて確認をさせてください。


◎課長答弁 平野委員の御質問にお答えをいたします。
 生成AIに関わる御質問でございます。
 生成AIにつきましては、平野委員が御指摘のように、技術の進歩が著しく、業務効率の大幅な改善や新しいアイデアの発想に大いに役立つものと認識をしております。その一方で、審議の判断や情報漏えいなどの懸念とリスクも多く指摘されているところでございますが、全国的にはサービスを導入する自治体が徐々に増えてきているのも現状でございます。
 そこで、市の取組といたしまして、私ども情報部門におきまして、サービス事業者によるセミナーへの参加などを通じまして、安全で効果的な活用に向けた検討を行っているところでございます。令和7年度におきましては、情報部門での検討を継続いたしまして、無償トライアルを利用できるサービスを実際に体験することで運用上の注意点などを洗い出し、先進的に取り組んでいる自治体を参考にしながらルールづくりに取り組んでまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。


◆委員(平野義文君) 導入に向けて前向きにという話になるのだと思うのですが、ふと思ったのは、例えば今現時点で、それぞれ職員の判断である程度自由に使ったりということはなされているのかどうかというところを1点確認させてください。


◎課長答弁 いわゆる生成AIに関しましては、ウェブ版ですとかアプリ版というのがございますけれども、アプリ版につきましては、各職員のパソコンにはインストールできないようなセキュリティーを組んでおりますので使用は不可能というふうになっておりますが、ウェブ版につきましては、一部利用可能な状態ではあるものの、日々の業務で情報の取り扱い全般につきまして、例えば個人情報を含む情報資産を保護するためのルールを定めておりますので、生成AIにつきましては、学習させる情報の取り扱いや生成物の利用に当たりまして独特の注意点もあることから、悪意はないものの誤った取り扱いがなされないよう、全庁的な共有を徹底してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。


他にも多々質問を実施していますので、それらはこちらの議事録もご確認ください。

https://iwamizawa-gikai.gijiroku.com/index.asp

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