万字ズリ山愛好会研究??

〈令和3年10月27日投稿〉

今年は小学校の授業で万字炭山森林公園(旧北炭万字炭鉱)のズリ山に登る機会が多いです。

とはいえ、授業だけでなく準備や下見もあるので、なんだかんだと今年は7回ぐらいになろうかと思います。

しかし上には上がいるもので、twitterでズリ山の投稿をしたときにコメントをいただいた方が、万字のズリ山が好きで、今年に入ってからだけですでに60回も登っているとのこと。

そのようなお話を聞いて、ぜひ、一度一緒に登りましょう!という流れになって暫し・・。

せっかくなので、他にも一緒に登る方を誘ってみましょう!ということで、まずは毛陽でメープルアクティビティセンターを運営しているホジャティさんご夫妻。元地域づくり推進員で朝日在住の上井氏、岩見沢市観光協会からどなたか来ませんか?というお誘いに乗ってきてくれた吉川氏、そして当日すでに67回を登られたmii500さんと私という6名体制です。他にも若干声掛けしたのですが、いざズリ山を登るとなると、ちょっとハードルが高い模様。

実際にはズリ山ゆえ、往復2時間もあれば十二分にクリアでき、熊出没の心配はあるものの今年は目撃情報なしで、このズリ山近辺にはあまり来ない模様。鈴や笛などを用意していけば、皆さん一人でも繰り返し登っているので、少し大人数で会話しながらならほぼ心配ないかと思います。


実はこの日の集合時間は13時30分に管理棟駐車場としました。
はじめましての方も多かったので、自己紹介をしてから出発。その際、mii500さんはすでに午前中に67回目を踏破済み。午後から68回目となるダブルヘッダーだったことにみんな驚き。

早速出発となりますが、途中、管理等の裏から散策して炭鉱の遺構なども見学しつつ、できるだけみんなが持っている情報をシェアしながら進みます。

今時期の天気の良い日は、紅葉もキレイで素晴らしい!

道中、コンクリート構造物や、通気坑口と思われる跡、電気設備の制御を行っていたであろうレンガづくりの建物など、炭鉱時代の遺構をいくつか見ることができます。

片道40分ほどで山頂へ。

頂上から見える景色と地域の比較。元の炭鉱の位置関係や現在は鬱蒼とした森林でありながら、住所が割り当てられていて、現在も郵便番号が残る状況など、往年の賑わいをイメージしてみます。

また、この山頂では雲海も見られることをmii500さんに撮影した動画で見せてもらいました。素晴らしい景観でしたし、雲海はハードルが高くても、メープルロッジに泊まる方等へのちょっとした山頂朝食付きオプショナルツアー的なことも実現できそうな気がして夢が膨らみます。

また、冬季間のスノーシューツアーにも最高らしいです。
私もぜひ今冬はトライしてみたいと考えています。


さて、帰りは正面の直線階段からではなく、横方向の散策路から下山。

このルートは森林浴には最高のシチュエーション!

下の通路も柔らかく疲れない。
そして景色はジブリやwindowsの壁紙にでも出てきそうな風景。

この環境は活かさないと本当にもったいない。

この後は溝口館長にお願いし、ジンギスカン鍋博物館を見学させていただき、その後、英橋や巴橋、また、大正時代に北炭が夕張清水沢の火力発電所から万字、美流渡、幌内、歌志内、赤平まで整備した高圧送電線網の名残である鉄塔と変電所跡を見学(この送電線網については、11月7日まで夕張市石炭博物館で特別展を開催中、ぜひご覧ください。)。

万字近郊は見どころが沢山ありますので、既存の魅力+各種炭鉱遺産とズリ山をセットでストーリー性を発信できれば、きっと新たなファンが生まれ、様々なレイヤーの魅力を積み重ね、朝日や美流渡、毛陽などの東部丘陵地域全体の魅力向上に直結するものと確信しています。

そのために何が必要か。

今回はそんなきっかけになる良い機会でした。

今後は関係各位と熟考していかなくてはなりませんし、その前に、旧国鉄万字線の各駅に設置されている石碑のうち、破損して一時撤去されている「万字炭山駅の石碑」の復旧も実現したいと思います。その復元は当初の交通センターで本当に良いのか?それなら森林公園管理棟の手前にあるホッパー跡の方が駅にも近く、線路跡であることも含め、ちょっとした解説と共に石碑を設置すれば、よりわかりやすい魅力になるのではないだろうか。

 

まずは皆さん!

熊よけの鈴を買って、万字ズリ山に登ってみてはいかがでしょうか!きっとリフレッシュできること間違いなしです!

 

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