〈令和7年4月23日投稿〉
少し前に自身のfacebookで投稿したネタなのですが、夜中にふと「今の生成AIならイラストから3Dプリンターのデータを出力できるのではないか?」と閃いて、早朝からやってみました。
手頃なイラストがなかったので、私が理事長を務めるNPO法人炭鉱の記憶推進事業団が指定管理者となっている夕張市石炭博物館(石炭の歴史村)のマスコットキャラクターゆうちゃんで実験!

【イラストを元に3Dプリンター用のデータを出力してください。高さは5センチ程度、FDM、一体成形でお願い!】と指定したらあっという間に全身の3Dモデリングが出力され、さらにSTLファイルも生成してデータのダウンロードが可能に!
上のたった1枚の上半身だけの2Dイラストから、全身の3Dモデリングが簡単にできるました!
AI凄い

ちなみにこれはChat-GPTの話で、試しにGoogleのGeminiでもやってみたら「数日かかるのででき次第納品します」みたいな感じになりましたが、逆質問も適切でかなり細かく指定できるのかも?
とは言え、私は3Dプリンターは持ってないので、これ以上の検証は不可^^;
と、投稿したところで、昔からの友人である美唄のS氏から、実際に3Dプリンターで検証してくれるというありがたい申し出があり、早速データを送ってみると・・・

残念ながら、ちゃんとしたデータではなく、雪だるまにしかなってなかった模様・・・
この後、再度GPTで3DモデリングをSTLデータに幾度か変換してもらったものの、手元の3Dビューワで見ると、何度やっても雪だるまにしかならない。どうやらまだ汎用の生成AIではSTLデータへの変換は厳しい様です。(しかし生成AIは負けず嫌いなので、なかなか出来ないとは言わない)
今度はGoogleのGeminiで試してみたら、「STLへの変換は出来ない」とあっさり言われたものの、さりげなくMeshy AIと言うサイトを紹介してくれました。
早速試してみたら、見事にSTLデータに変換されました。

ただ、無料版なのでいわゆる解像度はかなり低く、実際に3Dプリントしたら粗くなりすぎるかな?と懸念していたのですが、データ送信しておいた佐藤さんが、実際に3Dプリンターで出力してくれました!

おぉ、この程度なら全然粗くない
想像以上!
あわよくばMeshy AIを課金すれば、もっと大きな物にも耐えうる、かなり細かなデータに変換できるので、まさにど素人でも簡単に3Dデータが作れることが判明。
実は、この一連の作業より、ここに文字を打ち込んで投稿する時間の方が長いほど、ここまでの流れは簡単です。
凄い時代がやってきています。
恐らくあと数年したら、3Dプリンターは一家に一台になって、あらゆる物がデータ販売になりそうな予感。
産業も行政も政治も色んなことが急激に変わっていかざるを得ないと思われ、この流れをプラスにできるものと、マイナスとなり衰退してしまうものとが、しばらくは混在していくのでしょうね。
良く俯瞰して見ていかなくてはなりません。