生涯学習センター「いわなび」から考える中心市街地

平成25年3月25日(月)の午後から、社会教育委員の会議がありました。
場所はオープン間際の生涯学習センター「いわなび」の会議室。

会議終了後、館内の案内をいただき、全館ぐるっと視察する機会に恵まれました。せっかくなのでチラッとご紹介いたします。(今後はホームページ等も出来ると思われますので、ここでは本当にチラッとだけ・・)

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玄関を入ると、このように2階に上がる階段が正面にあります。

受付等のカウンターはこちら。
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1階には教室的なものがあり、調理施設の整った教室もあります。
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2階には和室もあり、茶道等を行う設備も備えておりました。
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他の階に上がると、、

多目的に使用できる部屋が様々な形態、大きさで設定されており、利用金額も非常にリーズナブル。
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一面が鏡張りの部屋もあり、ダンス等の教室にも持ってこいのものもありました。

また、設置されている椅子等のデザインが秀逸でありまして、教室内やロビー等の備品も、かなりこだわった物が設置されています。
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また、1回100円の有料シャワーなども完備されており、使い勝手の良さも期待できると思います。

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アリーナもあらゆるスポーツ種目に対応できるようになっております。


この建物は地下1階~地上5階まであり、どこもかしこも綺麗で素晴らしい建物でありました。また、会議等で使用するにも非常に使い勝手の良さそうな種々サイズや料金設定なのではないかと感じます。

 

ただ逆に考えると、ただでさえパイの少ない現状においては、既存公共施設や民間施設等々の競合する施設にとっては多大な脅威となりうるもの。

 

そういった事も考慮し、何とか岩見沢市全域における「全体最適」の視野をもって、まち全体を活気づけていく方向をみんなで考えていかなければなりません。そのためにも中心市街地を活性化させていく事は何より大事なことと思われます。

この中心市街地の大切さについて、既存インフラの有効活用だとかコンパクトシティの概念だとか色々と言われておりますが、実際にはピンとこなくて、「中心部が賑わおうとも寂れようともあんまり関係ない」と思われている方も多々いるかもしれません。

しかし、もう一方の見方をすると、いくら疲弊してきているといっても土地等の固定資産評価額はやはりこのエリアはまだまだ高いのが実情です。となると、市に入ってくる固定資産税にしても、この中心部からの割合というのは市全体として考えるとかなり大きいはず。(まだ厳密にその比率等を調べていないので、現状は想像の域です。悪しからず。。)

今後、益々中心部が寂れていき、土地の評価額等も減少を続けていけば、それはすなわち市の歳入の直接的な減少に繋がっていくと想像できます。であるならば、まちの中心部の全体的な価値を高めていくことは、市全体の収入増にもつながり、それが社会資本整備や社会福祉の充実にも繋がっていくはずなのです。

そういった面で考えても、この生涯学習センター「いわなび」がこの場所にできたのは非常に良いことだと思われます。しかし、「年間約94,000人が利用することが見込まれ、中心市街地の活性化にも一役買うはず!」という期待もよく聞くところですが、ちょっと冷静に考えると1日平均でたったの約260人となるわけで、それだと「であえーる」の1日あたり約4,000人で考えると、僅か3週間と少しぐらいでクリアしてしまう人数だったりもします。

しかも利用者の大半が自家用車(駐車場は軽自動車含め43台)での来館となると、中心市街地における歩行者、購買者数の増加に”劇的な効果”は見込めない可能性が高いです。それらの事を「費用対効果」で考えると、何とも苦しいのが実情かもしれません。とは言うものの、このような施設ができた以上、それをいかに活用し、まち全体への波及効果として拡げていくかを真剣に考えていかなくてはなりません。結果として、「岩見沢の中心部が元気になってきたのは、こういう相乗効果が生まれてきたからだ。」と言われるように。

 

この「いわなび」も出来ました。
駅前通りもこれから変わっていきます。

 

経済部、教育委員会、建設部とか、関連する部同士に深い連携が取れないまま進んでいくと、この岩見沢市の疲弊を止めることはできないと思われます。今現在、点として動き始めているものをいかに線として、そして面としていくことができるのか。

そういったことを取りまとめ、全体としてのビジョンを描くのが誰かということになります。

当然、市長を始めとする行政はこの”点を面”にしていくことを真剣に考えて実行していく必要がありますし、現に考えてきているはずですが、その成果は今後に期待というとことかもしれません。

しかし、行政だけに依存していてはなりません。市民としても出来うることを一歩ずつやっていくことが必要で、それがまた新たな面の拡がりに繋がれば理想であります。ただ、それら全体をトータルコーディネートすべき役割を担う人が現時点で存在していないのが最大の懸念材料であります。

民間人が手弁当でそれを行うのはどう考えても無謀な話だと思われます。とすると行政で行うのか、またはしかるべき委託をするのか。

ただ、何にしても成功している先進事例というのは、そこで中心となっている人物が存在し、損得抜きで熱く行動する人がキーマンになっているのがほとんど。となると最初から期待を込めた委託というのはナンセンスであろうと感じます。

だとしたら、そういったキーマンが出てくるのを待つしかないのか、それとも見出して育てていくのか、、というのも大事な議論になろうかと思います。

これまでもそう言った取組がなされてきてはいるものの、こちらを立てればあちらが立たず・・という感じなのか、どうにも上手くいかないのが実情でもあります。

これが何よりのジレンマであり、成否に大きな要素となる大事なことでもあると思われます。

 

そして私達議会のあるべき姿というのも、行政のチェック機関という側面と、日頃からの調査研究、活動の成果として政策提案を行っていくという大事な側面があります。私たち自身が積極的にまちに出て、あらゆる議論を尽くし、そして二元代表制の一翼を担うものとして政策を掲げていくというのが何よりも市民から求められていることと感じます。(このあたりは議会改革の方でまとめてみたいと思っています。)


さて、今回4月1日からプレオープンとなり、6日(土)には13時より記念式典が開催され本格オープンとなる「いわなび」です。こういった事をきっかけに、今一度まち中を観察し、様々に頭を捻ってみるのも大事なことではないでしょうか。

何せ、我々の今後に大いに影響のある中心市街地ですから。

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